お地蔵さんブログ

お地蔵さんの写真や解説などを記しています

建長寺のお地蔵さん

建長寺のお地蔵さん

 

北鎌倉地蔵探索2つ目のお寺は建長寺
鎌倉五山第一位のお寺で、本尊は何と地蔵菩薩
否が応でもテンションが上がってしまいます。

 

その他どんなお地蔵さんと出会えたのでしょうか?
お寺の基本情報と共に紹介していきましょう。

 

【目次】

 

建長寺の基本情報

建長寺禅宗のお寺で、臨済宗建長寺派大本山
山号は巨福山(こふくさん)

 

蘭渓道隆禅師によって開山。
鎌倉幕府第5代執権、北条時頼により建長5年に落慶
本尊は地蔵菩薩

 

鎌倉二十四地蔵九番~十一番
鎌倉三十三観音霊場二十八番でもあります。

 

寺号標

寺号標

 

三門

三門

 

楼上には、釈迦如来十六羅漢・五百羅漢を安置.
重要文化財となっています。

 

総門

総門

 

今の総門は、1783年に京都の寺である、般舟三昧院で建てられたものが1940年に移築されたものです。

 

唐門

唐門

 

16世紀後半の日本の屋根の建築様式で作られた、漆塗りの四脚門。
1628年、増上寺で徳川二代将軍秀忠夫人の霊屋の門として建てられました。
重要文化財となっています。

 

得月楼

得月楼

得月楼

 

得月とは月の景趣を十分に眺めるという意味.
池辺に二階の楼閣形式で作成された中国の園林を模して、日本的な景観を生み出しています。

 

仏殿

仏殿

 

本尊である地蔵菩薩を安置。
重要文化財となっています。

 

法堂

法堂

 

関東最大の法堂で、現在は千手観音を本尊としています。
1814年に建長寺派の寺院により再建.
重要文化財となっています。

 

釈迦苦行像

釈迦苦行像

 

法堂に安置されている釈迦苦行像。
1814年(文化11年)に再建され、木造建築では関東最大級です。

 

梵鐘

梵鐘

 

建長7年(1255年)、鋳物師物部重光の制作。
国宝となっています。

 

柏槇(びゃくしん)

柏槇(びゃくしん)

 

蘭渓道隆が中国から持ってきた種子を建長寺創建の際にまいたと言われており、かながわの名木百選鎌倉市指定保存樹木にもなっています。
和名はイブキ(ヒノキ科)

 

建長寺のお地蔵さん

建長寺のお地蔵さん

 

建長寺の本尊である地蔵菩薩です。
坐高約2.4メートル、台座を含めると5メートルにもなるとても大きなお地蔵さんです。

 

大きなお地蔵さんといえば、江戸六地蔵を思い出してしまいます。

 

お地蔵さん

 

こんな小さなお地蔵さんもいらっしゃいました。

 

心平地蔵尊

仏殿脇壇に千体地蔵に囲まれるように安置されたお地蔵さん。
建長寺の寺域にあった心平寺の本尊と伝わる地蔵尊です。
鎌倉二十四地蔵 第九番。

 

その姿を確認することはできませんでしたが(見逃したのかも?)御朱印を頂くことはできました。

 

済田地蔵尊

済田地蔵尊については、こんな話が伝わっています。

 

昔、建長寺のある谷は処刑場で「地獄谷」と呼ばれていました。
そこには、処刑された者の死後の救済のために地蔵菩薩を本尊とした心平寺があったといいます。
その地獄谷で済田左衛門という者が無実の罪で斬首されようとしていました。
しかし、討手が何度刀をふりおろしても済田の首は斬れません。
済田は、日頃信心していた地蔵の小像を髻(もとどり)の中に納めていたのです。
小像には刀の切り傷が残されていました。
命を助けられた済田は、自分の身代わりになってくれた地蔵に感謝しました。
そして、その小像を心平寺地蔵の頭の中に納めたそうです。
その後、建長寺が創建されると、仏殿本尊の地蔵菩薩像の胎内に移されたと伝えられています。

引用:鎌倉手帳「建長寺の地蔵菩薩立像~伝説!済田地蔵~」

鎌倉二十四地蔵 第十番。

 

こちらもその姿を確認することはできませんでしたが、御朱印を頂くことはできました。

 

回春院で見つけたお地蔵さん

回春院は、第二十一世玉山徳旋(ぎょくさんとくせん)の塔所です。

寺号標

回春院の寺号標

 

山門

回春院の山門

 

復興地蔵尊

復興地蔵尊

 

まん丸地蔵尊

まん丸地蔵尊

 

わらべ地蔵尊

わらべ地蔵尊

 

お地蔵さん

 

建長寺で頂いた御朱印

済田地蔵尊の御朱印

心平地蔵尊の御朱印

建長寺の御朱印

 

記事の解説文などは、建長寺公式サイトなどから一部引用させて頂きました。

 

建長寺へのアクセス

神奈川県鎌倉市山ノ内8
JR横須賀線「北鎌倉」駅より徒歩約15分

 

 

 

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