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北千住周辺のお地蔵さん 金蔵寺、長円寺(めやみ地蔵)

北千住駅周辺でお地蔵さん探しをしてきました
まずは金蔵寺(こんぞうじ)という真言宗豊山派のお寺

北千住、金蔵寺、本堂


建武二年(1335年)三月に創建されました

山号 氷川山
院号 地蔵院(閻魔院)
寺号 金蔵寺
宗派 真言宗豊山派
本尊 閻魔大王
創建 1335年
その他 荒川辺八十八か所霊場46札所、荒綾八十八か所霊場84札所

このお寺に注目したのは本尊が閻魔大王だという点です
そう閻魔大王とお地蔵さんには密接な関係があるということは何度かこのブログでも述べてきました

jizo-bosatsu.hatenablog.com


以前は閻魔大王御朱印がもらえるということで、御朱印マニアにも有名だったらしいのですが、現在は残念ながらやっていないみたいです

山門を入って本堂へと続く参道の脇にはお墓が並びます

北千住、金蔵寺、山門


僕は基本的にはお寺巡りの際にはお墓の敷地内には立ち入らないようにしているので、このお寺も何となく滞在時間が短くなってしまいました

北千住、金蔵寺、六地蔵

六地蔵を見つけることができました

 

(写真には撮りませんでしたが)金蔵寺でもうひとつ有名なのが供養塔です
供養塔はふたつあって、ひとつは千住遊女供養塔です
千住宿の食売旅籠(遊女屋)に勤め、そこで亡くなった遊女を供養するために建てられた塔です

もうひとつは天保餓死者供養塔です
天保の大飢饉は千住の地にも多くの餓死者を出すこととなりました
この地で亡くなった828人のうち370人を供養すべく、この地の名手永野長右衛門が天保9年に建設したものです

【アクセス】
足立区千住2-63
JRJR北千住駅より徒歩5分

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続いて見つけたのが真義真言宗のお寺長円寺です
出羽湯殿山の行者雲海が寛永4年(1627)に庵を結び、後に賢俊が開山したとされています
こちらには目やみ地蔵という目の病にご利益のあるお地蔵さんがいます

山号 月松山
院号 照光院
寺号 長円寺
宗派 真義真言宗
本尊 薬師如来
創建 1627年
その他 荒川辺八十八か所霊場47番札所、荒綾八十八か所霊場62番札所

 

北千住、長円寺、山門

山門
こちらにかけられている「月松山」の扁額は当地の寺子屋「群雀堂」の三代目校主、正木健順によって書かれたものである

北千住、長円寺、地蔵尊

境内に入って右には明治初めに建設された八十八か所巡り毛彫り石碑群
その中には地蔵菩薩が彫られているものもありました

北千住、長円寺、六地蔵

六地蔵

北千住、長円寺、めやみ地蔵

めやみ地蔵は、祠の中に入っていました
絵馬がたくさん奉納されており、こちらはお寺の中で買うことができるとのこと

北千住、長円寺、目やみ地蔵外観


隣にあるこの木の回す歯車みたいなもの(赤枠部分)はぐるぐると回すことで、じかにお地蔵さんに願いが届くという仕組みになっているようです

 

そういえば埼玉の蕨市に同じ名前のお地蔵さんいましたね

jizo-bosatsu.hatenablog.com

【アクセス】
足立区千住4-27-5
JR北千住駅より徒歩7分

台湾お地蔵さん探しの旅3 艋舺地蔵庵

台湾お地蔵さん探しの旅も今回が一旦完結編となります
3泊4日で台北周辺しか回れませんでしたが、まだまだ台湾にはたくさんのお地蔵さんがいます
機会があればまた再訪して紹介したいと思います

 

今回紹介するのは台湾を代表するパワースポット龍山寺」の近くにある地蔵王です
夜に訪れた龍山寺はライトアップされていてとても奇麗でした

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龍山寺は観光地として著名ですが、通りを隔てたすぐ近くにあるので、ついでに訪れてみてはいかがでしょうか?

蔵王廟は道教の廟で、正式には艋舺地蔵庵と呼ばれ、地蔵王菩薩を主祀とする台湾三級古跡です

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地蔵を主祀とするんだから道教の廟かと思いきや、台湾では道教と仏教は強い結びつきがあり、このようなことは珍しくないみたいです

1760年に建立1838年に修復されました
清朝中期の寺院建築様式で建築構造や装飾自体はシンプルなものとなっています
元々民間の私有財産でしたが、現在の管理権は龍山寺にあります

本尊の地蔵王菩薩
神々しく光り輝いております

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毎年旧暦の7月30日の地蔵王菩薩の誕生日には盛大な式典が行われます

台湾のお地蔵さんは我々がイメージするお地蔵さんと違って、石仏ではなく、赤い涎掛けはなく、黄金に光輝いていました
姿が違うのにはこういった理由があるからです

 

中国に元々あった死後の世界(冥界)という概念に後に伝わった仏教の地獄という世界観が結び付き、冥界と地獄が混同されるようになりました
その際に死者を裁く十柱の神「十王」という概念が生み出されました。十王の中には閻魔王も含まれています


地蔵菩薩が地獄行きとなった亡者を救うという信仰が生まれ、閻魔王地蔵菩薩の化身であるという考えが生まれ、その結果閻魔王と地蔵王菩薩が結び付いたものが地蔵王菩薩ということなのです

お地蔵さんと閻魔様が同一人物だということは以前この記事でも触れました

jizo-bosatsu.hatenablog.com

 

【アクセス】

108台北市萬華區西昌街245號

 MRT龍山寺より徒歩3分

台湾お地蔵さん探しの旅2 臨済護国禅寺、圓山地蔵庵

先日投稿した記事を読んでもらえばわかるかと思いますが、台湾のお寺は日本のお寺と随分違う印象を受けます

台湾、福徳宮

こんな感じのお寺ばかりです、屋根の上に龍がいることが多いです

台湾には日本っぽいお寺はないのか?
いえいえ探せばあるんです

台北市中山区の旧円山町に位置する臨済護国禅寺は臨済宗妙心寺派のお寺です
日本統治時代の1900年に建立が開始され、1911年に落成しました
山門や大雄宝殿などは江戸時代の典型的な仏寺の建築様式で建てられた為、日本のお寺と見間違えてしまうくらいです

台湾、臨済護国禅寺、山門

山号 鎮南山
院号  
寺号 臨済護国禅寺
宗派 臨済宗妙心寺派
本尊 釈迦牟尼仏
創建 1901年
開基 梅山玄秀
その他 台湾三十三観音霊場第一番、台北市指定古蹟


お寺の面積は広く、山が近くそばには基隆河が流れていることから、自然に囲まれ落ち着いた雰囲気があります

大雄宝殿は檜を使った木造の入母屋造で本堂を囲んでいる石の柵には、日本人の名前が刻まれています

台湾 護国禅寺 大雄宝殿


日本統治時代に台湾で亡くなった人の名前で、いわばお墓の代わりのようなものとなっているみたいです
2007年には日本から瓦を取り寄せて修復工事がされ、現在でも保存状態は良好です
お堂の中もこんな風に日本風の造りです

台北、臨済護国禅寺,大雄宝殿

中には「地蔵王菩薩像」
やっぱりこちらは日本のお地蔵さんとは違って金ぴかに光り輝いています

台北、臨済護国禅寺,大雄宝殿お堂

台北、臨済護国禅寺,地蔵王菩薩

こちらの門をくぐって小高い山を登っていくと広場となっており、9体の石仏が祀られているとのこと
そこには子のお寺の開祖である梅山玄秀も祀られているそうです
この日は歩き回っていて疲れていたので、上まで登らなかったことが悔やまれます

台北、臨済護国禅寺,入解脱門

日本統治時代には台北市内には、ほかにも善導寺、東和禅寺の2つの日本式大型仏教の本堂がありました
しかし共に取り壊されてしまい、現存するのはこの臨済護国禅寺だけとなってしまいました

【アクセス】
台北市中山区玉門街9号
MRT圓山駅より徒歩5分

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臨済護国禅寺を玉門街に沿って圓山駅とは逆に進んでいくと「圓山地蔵庵」というお寺があります
この建物の二階に地蔵庵があります

台北、圓山地蔵庵

昭和5年に地元の人の発起で建てられたとされています

お堂の中にはお地蔵さんがたくさん陳列されていました
肌の色が金色ではなく、肌色であったのが今まで台湾で見たお地蔵さんとは異なっていました

台北、圓山地蔵庵、数々のお地蔵さん

こちらの「地蔵」というたすきを肩からかけている人は果たしてお地蔵さんなのでしょうか?

知っている人がいたら教えてください

台北、圓山地蔵庵、謎の人物

【アクセス】
台北市中山区
MRT圓山駅より徒歩10分

 

台湾お地蔵さん探しの旅1 淡水龍山寺、淡水清水嚴祖師廟編

「海外にもお地蔵さんはいるの?」
そんな疑問を持つ人もいると思います

もちろん海外にもお地蔵さんはいます
ただし日本のお地蔵さんのイメージとは、ずいぶんかけ離れている姿をしています

少しまとまった休暇が取れたので、台湾へ観光と地蔵探しの旅に行ってきました
お地蔵さんブログも遂に海外進出ということになります(笑)

最初に紹介するのは「淡水」
美しいサンセットが有名で「東洋のベニス」と称されることもあり、台北からわずか40分というアクセスの良さもあって訪れる観光客も多い人気の観光地です

残念ながら訪れた時間が早かったので、夕陽を見ることはできませんでした
この海岸沿いを歩くのが定番

台湾、淡水

台湾、淡水、リバーサイド

お土産物屋さんも多い「老街」

台湾、淡水、老街

お地蔵さんのいる龍山寺はメイン通りの中正路を一本奥に入ったまるでアメ横のような雰囲気の清水街の奥にありました

台湾、淡水、清水街


台北にも龍山寺というお寺がありますが、淡水の龍山寺は比較すると少しこじんまりしたイメージ
(台湾には龍山寺と名の付くお寺が全部で5か所あるそうです)

淡水龍山寺は1858年に建立され、中国福建省泉州龍山寺より分霊を受けています。
本尊は観音菩薩

台湾、淡水、龍山寺


1884年にフランスと戦争になった際には、戦場となりましたが龍山寺は難を逃れたことから人々の信仰を集めました
その際に観音の守護のお礼として奉納されたのが「慈航普渡」と書かれた額です

台湾、淡水、慈航普渡

こちらが地蔵菩薩

台湾、淡水、お地蔵さん

台湾、淡水、地蔵菩薩像

金色に輝き、派手な装飾品をつけたその姿は、日本のお地蔵さんとはまるで別人
かつて訪れた横浜の中華義荘の地蔵王菩薩に近いかもしれません

jizo-bosatsu.hatenablog.com

【アクセス】
新北市淡水鎮中山路95巷22号

MRT淡水駅より徒歩5分

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もうひとつ淡水清水嚴祖師廟という道教のお寺でもお地蔵さんを見つけることができました

台湾、淡水清水嚴祖師廟

主祭神である清水祖師は宋の時代の普足和尚という禅僧が民間の間で神様として信仰されるようになったものとされています

この普足和尚がなぜ民間人に信仰されるようになったかというと、インフラ設備に尽力したからだといわれています

淡水清水嚴祖師廟のお地蔵さん

淡水清水嚴祖師廟の地蔵菩薩

やっぱり派手派手しいお地蔵さんでした

【アクセス】

251新北市淡水區清水街87號

MRT淡水駅より徒歩10分

 

最後に淡水グルメをひとつご紹介

台湾、淡水、可口魚丸


可口魚丸というお店の魚丸湯(魚のすり身ボールのスープ)
胃にやさしい味で絶品!肉包と一緒にどうぞ

ひげ地蔵など(上野公園不忍池弁天堂)

上野公園内にある「不忍池弁天堂」
ここでお地蔵さんを見つけることができるなんて思っていませんでした

上野公園弁天堂のお地蔵さん


(弁天堂が寛永寺というお寺のお堂の一つであるということを考えれば不思議はないのですが・・)

上野公園不忍池弁天堂

江戸時代に寛永寺を開いた天海大僧正が、琵琶湖の竹生島になぞらえて、不忍池中之島を築き、その地に建立したものです
現在の弁天堂は昭和20年の空襲で焼失したものを昭和33年に復興されたものとなります
また当時はお堂に行くのに舟を使わなければいけませんでした

上野公園不忍池弁天堂

御本尊の八臂大弁財天(はっぴだいべんざいてん)は音楽と芸能の守り神として広く信仰され、商売運・金運を上げてくれる七福神の一人
秘仏となっている為に普段はその姿を見ることができませんが、年に一度の「巳成金大祭」の日に開帳されます
上野公園周辺には弁財天をはじめとする谷中七福神があり、江戸で一番古い七福神参りをすることもできます

上野公園不忍池大黒天堂

大黒天堂


豊臣秀吉公が護持した大黒天が祀られています
(谷中七福神の大黒天とは別のものです)

上野公園不忍池聖天堂

中に入ることができない聖天島
弁天堂を建立した天海僧正は、聖天島を拠点として中之島を築いたのです
その聖天島の中にあるのが「髭地蔵」

立地的な問題から後ろ姿しか見ることができません(前から見た画像は「古今東西散歩」というサイトの記事で確認ができました)
修験道の開祖と言われる役小角の像とのことですが、詳細は不明です

上野公園不忍池ひげ地蔵

スマホのカメラだったので、ズームしてこれが限界・・
形が形だけに(笑)この髭地蔵は知る人ぞ知る珍スポットとなっているんだとか

上野公園不忍池めがねの碑

めがねの碑

徳川家康の愛用した眼鏡をモチーフにしているこの碑は、文化、政治、経済に貢献したメガネの役割、功績を顕彰し建てられたものです
上野公園にはその他にも「ふぐ供養碑」とか「包丁塚」など珍しい記念碑がたくさんあります

不忍池辯天堂 公式ホームページ

【アクセス】
東京都台東区上野公園2-1
JR上野駅より徒歩6分
京成上野駅より徒歩4分

鍋かぶり地蔵(稲荷町、祝言寺)

立地的には上野と浅草の中間に位置する松が谷エリアもまたお寺の集中したエリアとなります
そのエリア内の祝言寺というお寺に「鍋かぶり地蔵」という珍しい名前のお地蔵さんがいると聞いたので行ってきました

祝言寺は曹洞宗のお寺で萬年山と号します。

山号 萬年山
院号  
寺号 祝言
宗派 曹洞宗
本尊  
創建 太田道灌
開基 良山存久大和尚
地蔵 鍋かぶり地蔵など


太田道灌が建立し、良山存久大和尚によって開山されました

稲荷町、祝言寺、レンガ調の山門

タイル張りとなっているので、近代的なイメージです
かつては日比谷の辺りにあった祝言村に建てられたものが、江戸城の拡張工事に伴って現在の地に移転したとのことです

稲荷町、祝言寺、山門

山門
訪れた日がお祭りが開催されていた為、このようなアングルとなってしまいました

稲荷町、祝言寺、本堂

本堂
内井昭蔵による設計で、昭和60年(1985)に竣工されました
本堂に続く道も枯山水風となっており、手入れがなされている印象

稲荷町、祝言寺、鍋かぶり地蔵

こちらが鍋かぶり地蔵
もはやお地蔵さんの原型をとどめていないので、予備知識がなかったら素通りしているところです

一体なぜ鍋かぶり地蔵という変わった名前がつけられたのでしょうか?
それは地震があった際に偶然上から落ちてきた鍋が頭の上にかぶさって難を逃れたことに由来しているようです
眼病治癒に霊験があるとのこと

稲荷町、祝言寺、石仏

稲荷町、祝言寺、地蔵菩薩

その他にも石仏を何体か見つけることができました

【アクセス】
台東区松が谷1-6-17
東京メトロ銀座線 稲荷町駅3出口から徒歩約5分
東京メトロ銀座線 田原町駅1出口から徒歩約7分