黒地蔵尊(覚園寺)

鎌倉の覚園寺には黒地蔵尊と呼ばれるお地蔵さんが安置されています。
赤地蔵尊など色を冠したお地蔵さんは存在しますが、黒地蔵尊と名乗るお地蔵さんは初めてです。
その由来をお寺の基本情報と共に紹介していきましょう。
覚園寺の基本情報
覚園寺は1218(建保6)年、第2代執権北条義時が十二神将の戌神将のお告げを受けて建立した大倉薬師堂を前身とするお寺です。
1296(永仁4)年、第9代執権北条貞時が元寇を退けることを祈って寺に改め、心慧上人を開山として覚園寺を創建。
現在は真言宗ですが、当初は真言・天台・禅・浄土の四宗兼学の寺でした。
本尊は薬師如来坐像。
山門

愛染堂

廃寺となった大楽寺の本堂を移築したもの。
愛染明王が安置されているお堂です。
※拝観受付所より先は写真撮影が禁止されていました。
黒地蔵尊
その名の通り黒色の地蔵尊です。
何故黒色なのかというと、地獄で火を焚いた煤が体に付いたからです。
黒地蔵尊は毎日地獄に行って、地獄に落ちた罪人の苦しみを和らげるために火を焚いているのです。
鎌倉二十四地蔵霊場 第三番
黒地蔵縁日
毎年八月十日(八月九日夜半過ぎから十日正午まで)は黒地蔵尊が亡くなられた方々へ私たちの気持ちや願いを運びとどけてくださる縁日として、施餓鬼法要がおこなわれます。
新盆をむかえられる方が三年間つづけて縁日に参拝供養すると、亡くなられた方は必ず成仏なさることから、多くの参拝者が亡くなられた方の供養におとずれます。
千躰地蔵尊
覚園寺には、黒地蔵尊の分身といわれている千躰地蔵尊も安置されています。
これは霊験あらたかな黒地蔵尊に願いを託し、その分身を借りうけ、願いが叶うと借りた一体に、お福わけの気持ちを込め自分でもう一体つくり、二体にして返されたことで、その数が増えてきたとのことです。

覚園寺へのアクセス
神奈川県鎌倉市二階堂421
JR鎌倉駅東口5番バス乗り場から大塔宮行きで「大塔宮」下車、徒歩約10分
拝観料/入館料
高校生以上:500円
小・中学生:200円
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