川崎市川崎区東門前で子育て地蔵尊が安置されている一軒家(地蔵堂)を発見しました。
一般的には地蔵祠に納められているのが一般的だと思っていたので、思わず足を止めて見入ってしまいました。
尚この地蔵堂にかけられている看板には「東門前1、2、3丁目連合町内会館」と書かれていますが、町内会館は別の場所にあり、なぜ看板だけが取り付けられているのかは不明とのことです。
【目次】
子育て地蔵尊の概要
地蔵尊が最初に彫られたのは享保8年(1723)。安政2年(1855)に再刻され現在に至ります。
安政2年は江戸で大地震があった年なので、再刻された理由は地震で崩壊した可能性もあります。
元々は現在地より百米ほど大師寄りの交差点辺りに立っていました。
現在地に移転したのは大正の終わりころです。
毎月、三の日にご開帳(3、13、23日)されます。
特別開帳されることも
川崎大師平間寺周辺の商店街や大師公園を中心に4月18日(土)、19日(日)に開催される「第11回かわさき楽大師」。
2015年から19日に東門前駅近くの子育て地蔵通りで「子育て地蔵まつり」が開催されています。
当日は各ブースが子育て地蔵通りに集結し、軽食、お菓子などを販売するほか、ゲームや昔遊びなどが行われるとのこと。
特別開帳される「子育て地蔵尊」の前で御詠歌があげられ、縁日の雰囲気を盛り上げるとのこと。
地蔵盆のような風習が行われているような印象を持ちました。
三の月の縁日では、かつては年配の婦人たちが集まって念仏を上げており、昭和15年頃までは子供たちが勉強会を開いたり、小正月の賽ノ神の折には子供組の宿になったりしていたとのこと。
昭和30年代には、大師銀座会商店街が6~8月の3の4日の縁日には30軒ほどの夜店が出て大いに賑わっていたが、しばらく行われていませんでした。
このような習わしが廃れていく中、2015年から「子育て地蔵まつり」が新たに始まったということを嬉しく感じました。
子育て地蔵尊へのアクセス
神奈川県川崎市川崎区東門前2-5-14
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