お地蔵さんブログ

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耳切り地蔵尊(泉龍寺別院)

耳切り地蔵尊

 

東京都狛江市にある泉龍寺別院には、耳切り地蔵尊というお地蔵さんと出会うことができました。
本尊が地蔵菩薩像でもある、このお寺の基本情報と共に紹介していきましょう。

 

【目次】

 

泉龍寺別院の基本情報

南の参道、大門通りに面する旧龍法寺跡には平成6年(1994年)、地蔵菩薩を本尊とした泉龍寺別院が建立されました。
檀信徒をはじめ広く市民の物心両面の支援を得て完成し、手入れの行き届いた斎場として定評があり、また市内や地域の文化活動の拠点としても活用されています。

 

引用:雲松山 泉龍寺(別院)

 

本堂

本堂

 

泉龍寺別院で出会ったお地蔵さん

耳切り地蔵尊

耳切り地蔵尊

 

このお地蔵様は背中に「明暦三年(1657)壇那の菩提のために、地蔵菩薩を造立し奉る。隆法寺、西源の代」という文字が刻まれている。
隆法寺は、泉龍寺の末寺西光山隆法寺のことで、阿弥陀堂であった。

 

元禄六年(1693)頃までは、名主の谷田部家の屋敷隣、和泉と猪方の境に近いところに建てられていた。
その後、泉龍寺の表門前、今の別院の位置に移った。
泉龍寺の塔頭として、旅人を泊め村の中の憩いの場所となり、親しまれたが、明治維新の頃に廃寺になった。

 

むかし、このお地蔵様が道辻に立っていた頃のこと、村人が追いはぎに襲われ刀で切りつけられ、やっと逃げ帰ったが、何の傷もない。
翌日になって襲われた場所に行ってみると、何とお地蔵様の耳に刀傷があるではないか。
お地蔵様が身代わりになってくれたのであった。

 

別の言い伝えもある。

 

あるとき村人が口論の末、相手の左耳を切りつけてしまった。
ところが後で調べてみると、切りつけたのはお地蔵様の耳であったという。

 

こうして「耳切り地蔵尊」と呼ばれるようになった。
そして誰いうとなく、耳を痛めたお地蔵様は、耳で悩んでいる人を救ってくれる、ということにもなり、今も心願をかける方がある。

 

耳切り地蔵尊は長らく泉龍寺の表門前の辻に立っていたが、龍法寺が廃寺となった後、「耳切り地蔵尊」は、しきりに元の辻に帰りたがっていた、という噂話を古老が伝えている。
しかし平成六年(1994)に泉龍寺別院が建立されたのを記念して、隆法寺の故地に戻っていただいた。

 

隆法寺と切っても切れない縁で結ばれた「耳切り地蔵尊」には、ますます衆生済度の真価を発揮して頂けるのではないだろうか。

 

引用:耳きり地蔵尊の由来

 

本尊延命地蔵菩薩像

本尊延命地蔵菩薩像

 

このほぼ等身大のお地蔵さまは半跏姿の木像です。
平成6年(1994)修理の際、頭部の内側から願文が見つかり、 尾張国名古屋城下の河合源蔵が願主となって、元文5年(1740)に造立されたことが分かりました。

 

源蔵は元禄9年(1696)に生まれ、九歳の時に父を亡くし、宝永5年(1708)13歳で母を亡くし、兄弟に養育されて成人し、妻子を持ち、浮世で活躍していたそうです。
ところが35歳のとき、有為転変の娑婆の世をこのように過ごすのは間違いだと気づき、名を西定と改め、享保15年(1730)6月18日に日本回国つまり諸国行脚の旅に出、また父母の極楽浄土のため、仏像二千体の大願をたてました。

 

古い仏像修理も新しい仏像造立も作科礼物を全く取らないというのです。
源蔵は仏師だったようです。この像は1358体目。源蔵こと西定は45歳、母の33回忌の年でした。

 

頭部に納められた別の紙に、寛政7年(1795)大仏師吉見三郎兵衛が修理したことが記されていました。
泉龍寺に安置されたのはさらに数10年後、幕末の17世紀住職心学定践の時代です。

榎戸村(東京都国分寺市内)の榎戸元右衛門が寄進しました。
元右衛門は回り地蔵として名高い泉龍寺の子安地蔵尊に熱心な講中の人でした。

 

当時、泉龍寺は23日と24日、江戸や周囲の農村の月ごとに決まった地域から子安地蔵尊を送り込んでくる人たちでにぎわいました。
金色に輝く地蔵菩薩は、本堂内の室内の間にまつられ、いつのまにか「かなぶつさま」と呼ばれるようになっていました。
昭和35年(1960)本堂開山堂の大改修があり、その後は開山堂に移されていましたが、平成6年泉龍寺別院の完成とともに別院の本尊としてお迎えしました。

 

引用:泉龍寺別院 本尊延命地蔵菩薩像の由来

 

jizo-bosatsu.hatenablog.com

 

泉龍寺別院へのアクセス

東京都狛江市元和泉1-13-18

 

 

 

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