鎌倉国宝館で開催されていた展示会「鎌倉の仏像」を拝観してきました。
鎌倉国宝館とは不時の災害から由緒ある文化遺産を保護し、あわせて鎌倉を訪れる方々がこれらの文化財を容易に拝観、見学できるよう一堂に展示する目的で、昭和3年4月3日に開館した歴史・美術の博物館です。
出品されていた仏像の中には、重要文化財の地蔵菩薩像も含まれていました。
残念ながら撮影は許可されていなかったので、画像を掲載できないのが残念ですが、見学してきたお地蔵さんを紹介したいと思います。
木造地蔵菩薩坐像(伝宗庵)
円覚寺塔頭「伝宗庵」の本尊である木造地蔵菩薩坐像(重要文化財)
鎌倉地方独特の装飾方法「土紋(粘土や白土に膠(にかわ)を加えたものを型で押して文様をつくり、これを乾燥しないうちに仏像の衣の部分の凹凸によくなじむように漆で張り付けたもの)」が施されています。
聖比丘地蔵(浄智寺)
鎌倉時代後期の彫刻で、国指定重要文化財。
像高は66.0cm、運慶の影響が認められる作品となっています。
鎌倉二十四地蔵の第12番。
※画像は別日に寿福寺を訪れた際に撮影したものです。
木造地蔵菩薩立像(寿福寺)
一木造りで像の内部をえぐって空洞にする内刳(うちぐり)も施されていません。
像高は167.5cm
鎌倉二十四地蔵の第18番。
木造地蔵菩薩立像の画像(リンク先:鎌倉市「鎌倉国宝館 収蔵品紹介」)
鎌倉国宝館へのアクセス
神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-1
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