お地蔵さんブログ

お地蔵さんの写真や解説などを記しています

種子地蔵(大正大学)

種子地蔵

 

偶然にも駒澤大学を訪れた帰りに立ち寄った大正大学でも、お地蔵さんに出会うことができました。
仏教系の大学には意外とお地蔵さんが設置されているのかもしれません。

 

【目次】

 

種子地蔵

種子地蔵

 

大正大学ではここに「種子地蔵」 を建立し、令和4年5月に開眼式を行いました。
地蔵菩薩釈尊滅後の悪世にあって、六道の衆生を救済する慈悲深い菩薩として信仰されています。
普通の像と異なり、種子地蔵は植木鉢を抱えていますが、それはすぐ前を通る 旧中山道が 「種子屋通り」と呼ばれていたことに因みます。 
植木鉢はこの種子屋 通りの歴史を顕彰するとともに、地域の安泰と発展そして豊作を祈願する地蔵尊のお心を表しています。
また 種」は一粒まけばその一万倍もの粒となることから、一粒万倍といわれ、新事業に挑むには良い縁があるとされます。
この種子屋通りを含む地域においても、大正大学としての地域創生への取組み、また学生のアントレプレナーシップ醸成 (変化の激しい時代において新たな価値 を生むことにチャレンジする) という取組みを続けているところです。
そんな地域の発展、そして学生の成長を祈るという思いも込められています。
デザイン: 本学表現学部 榎本了壱教授

 

種子地蔵前に掲げられていた解説文より引用させていただきました。

 

種子地蔵縁日という伝統野菜を通して、学内で“農と食と歴史”を感じるマーケットやワークショップ、キャンパス農園ガイド付きツアーなどをおこなうイベントも開催されているようです。
詳しくは大正大学のウェブサイトをチェックしてみてください。

 

すがも鴨台観音堂(おうだいかんのんどう)

すがも鴨台観音堂(おうだいかんのんどう)

 

大正大学は、構内にすがも鴨台観音堂があることでも知られています。
すがも鴨台観音堂は、その姿が巻き貝のさざえに似ていることから「鴨台さざえ堂」の愛称で呼ばれています。
大正大学構内に建築され、大乗仏教精神に基づく建学の理念「智慧と慈悲の実践」を具象化した仏教文化施設で誰でも拝観可能となっています。

 

鴨台さざえ堂

 

以下公式サイトより解説文を引用します。

 

建物は八角・三匝(さんそう)の階堂で、堂内の回廊は往路と復路が交わることのない二重螺旋構造になっています。
この螺旋構造は、仏さまの眉間にある白い毛=白毫(びゃくごう)の象徴です。
仏さまは白毫から智慧と慈悲による救いの光明を放つことから、これを大正大学の建学の理念である「智慧と慈悲の実践」に重ねて具象化したものでもあります。
「いのり」と「希望」の街「巣鴨」にふさわしい仏教文化施設として、地域の皆さまや参拝に来られた方々が仏教精神に気軽に触れていただける地域交流の場となることを目指します。
また、毎月第3土曜日には花会式が行われ、大正大学の仏教学部の学生たちの学習成果を地域の皆さまにお見せするため、各宗派の特色を生かした法要を執り行っています。

お地蔵さんの眉間にも白毫(びゃくごう)があります。

 

まさか二重螺旋構造がその象徴だったとは解説文を読むまで知りませんでした。
建物内は撮影禁止だったので紹介することはできませんが、上り下りする階段の随所に小さなお地蔵さんが設置されていました。

 

頂上階には聖観自在菩薩(すがも鴨台観音)が安置されています。
こちらのお姿はウェブサイトで確認してみてください。

 

種子地蔵へのアクセス

東京都豊島区西巣鴨3-19-5

 

 

この記事が面白いと思ったらクリックお願いします。

↓ ↓ ↓ ↓

にほんブログ村 写真ブログ 庭園・史跡・神社仏閣写真へ
にほんブログ村