高野山奥の院には、嘗試地蔵(味見地蔵)という珍しい名前のお地蔵さんが安置されています。
管理人未訪の地ではありますが、基本情報と共に紹介していきたいと思います。
【目次】
高野山奥の院とは
高野山の信仰の中心であり、弘法大師さまが御入定されている聖地です。
正式には一の橋から参拝します。
一の橋から御廟まで約2キロメートルの道のりには、おおよそ20万基を超える諸大名の墓石や、祈念碑、慰霊碑の数々が樹齢千年に及ぶ杉木立の中に立ち並んでいます。
嘗試地蔵(味見地蔵)
とても珍しい名前のお地蔵さんです。
その名前の由来を調べてみました。
その前に高野山では空海が今もなお御廟(永遠の瞑想に入った場所)に生き、世界平和と人々の幸福を願い瞑想を続けていると信じられている(弘法大師信仰)ことを知っておく必要があります。
そのため現在でも弘法大師(空海)に供える日々の生身供(しょうじんぐ)を御供所で作り、毎日2回、僧侶が御廟に運んでいるのです。
生身供は弘法大師に届けられる前に毒見する儀式が行われます。
儀式で毒見(味見)するのが、この嘗試地蔵(味見地蔵)というわけです。
嘗試地蔵(味見地蔵)は元来、愛漫(あいまん)・愛語(あいご)と呼ばれる弘法大師の食事の世話をした二人の弟子が、御廟橋の傍に「御厨明神(みくりやみょうじん)」として祀られていたものだと言われています。
なお味見の儀式は、毎朝6時と10時30分行われ、一般参拝者も見学が可能とのことです。
この地も地蔵信者としては、いずれ訪れなければいけないと思っています。
高野山奥の院へのアクセス
和歌山県伊都郡高野町高野山
南海電鉄高野線高野山駅から南海バス「奥の院前」下車、徒歩20分
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