お地蔵さんブログ

お地蔵さんの写真や解説などを記しています

塩地蔵尊・三体子育て地蔵尊(大宮)

三体子育て地蔵尊

 

大宮区吉敷町には、塩地蔵尊と三体子育て地蔵尊を発見しました。
それぞれどんな由来があるのでしょうか?

 

地蔵尊

塩地蔵尊

 

妻に先立たれた二人の娘を連れた浪人が大宮宿で病に倒れ、日一日と重くなっていきます。
ある晩、夢枕に地蔵様が現われ二人の娘に塩だちをするように告げて消えました。
娘は早速塩だちをし、近くの地蔵堂に祈ったところ父の病が全快しました。
そこで、たくさんの塩をこの地蔵様に奉納し、幸せに暮らしたとのことです。

 

これまで多くの塩地蔵と巡り会ってきました。
しかし埼玉県の塩地蔵は初めてです。

 

塩地蔵尊

 

地蔵祭り

 

毎年8月24日には地蔵尊祭りを行います。
塩地蔵にはお線香と塩を供えてお参りします。
祭壇には、12幅の地獄極楽の絵が掛けられ、夜には念仏や町内の子供たちのお囃子が奉納され賑わいます。

 

毎月24日はお地蔵様の縁日です。
旧暦7月24日の縁日は「地蔵盆」と呼ばれ、月遅れの8月24日には全国各地で催し物が行われることが多いです。
地蔵盆は、近畿地方を中心とする地域で古くから親しまれてきた行事ですが、関東近郊でも地蔵祭りや縁日が行われるエリアが存在します。

jizo-bosatsu.hatenablog.com

 

三体子育て地蔵尊

三体子育て地蔵尊

 

いつの頃、どなたが建てられたか明らかではないが、恐らく江戸時代ではないかと思われるこの地蔵尊は、幾つかの変遷を経て現在地に祀られるようになったものである。
この地蔵尊は塩地蔵尊と三体子育地蔵尊の二つが祀られ、昔(明治のころまで)は現在の吉敷町四丁目地内の鉄道線路内に大師さまとお稲荷さまと共に祀られておりましたが、線路拡張の為大師さまは天沼地域へ、お稲荷さまは吉敷二丁目氷川参道沿いに移され、地蔵尊は吉敷町一丁目中仙道沿いに移されましたが、火災にあい大正十年頃現在の場所に移されました。

 

三体子育て地蔵に関しての説明はありませんでした。
西雲寺の三体地蔵栃木県壬生市の日本三体地蔵尊とは関連がないみたいです。

 

地蔵尊・三体子育て地蔵尊へのアクセス

 

 

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