江東区にある宝塔寺では、塩舐め地蔵に出会うことができました。
塩に関するお地蔵さんの数は実に多く、都内の塩地蔵は網羅したと思っていたら、まだいらっしゃいました。
この塩舐め地蔵はどのようなお地蔵さんなのでしょうか?
お寺の基本情報と共に紹介していきましょう。
【目次】
宝塔寺の基本情報
宝塔寺は真言宗智山派のお寺で、山号は稲荷山、院号は小名院。
慶長15年(1610)法印賢意が創建したとされています。
本尊は大日如来。
山門
本堂
塩舐め地蔵
この塩舐め地蔵は石井某によって小名木川から掘り出され、宝塔寺に納められたと伝えられます。
小名木川は慶長年間に開削されており、おそらく宝塔寺の開創(慶長15年)とともに境内に安置されたものでしょう。
塩地蔵とよばれる地蔵尊はきわめて数少なく、供えられた塩をつけると疣が取れるといわれ疣取り地蔵ともよばれます。
また商売繁盛、航海安全のご利益も授かると伝えられています。
境内掲示板より
小名木川沿いにあった塩舐め地蔵が宝塔寺に移されたのは、昭和初期のこと。
江戸時代には小名木川や行徳道を通る商人たちが、この地蔵の前で休憩し、商売繁盛を願って荷物の塩を少しずつ地蔵に供えたのが塩なめ地蔵の起源であると伝えられています。
たくさんの塩がお供えされていました。
地蔵堂は再建されたものらしいです。
宝塔寺の他のお地蔵さんなど
六地蔵尊
地蔵菩薩坐像
大先達加藤忠治之碑
宝塔寺へのアクセス
東京都江東区大島8-38-32
都営新宿線東大島駅より徒歩約10分
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