原爆ドームの近くにある西蓮寺。
寺が所有する原爆被爆遺物として被爆地蔵尊があります。
お寺の情報と共に紹介してみたいと思います。
【目次】
西蓮寺の基本情報
西蓮寺は浄土宗のお寺で、山号は華臺山。
1605年(慶長10年)心誉崇源上人により開山。
1956年(昭和31年)に都市計画法による広島平和記念公園建設のため、現在地に移転しました。
本尊は阿弥陀如来。
被爆地蔵尊
この地蔵尊もまた原爆投下の恐ろしさを現在に伝える貴重なものです。
地蔵尊のほぼ真上から原爆の熱線が来たために、側面と陰となった部分は滑らかになっていますが、他の部分は表面がザラザラになっています。
西蓮寺の被爆した瓦や被災した当時の写真も見ることができます。
被爆地蔵の写真展がロサンゼルスで開催されたこともあります。
写真集も出版されているようです。
東京都目黒区の常円寺には、かつて西蓮寺にあった子育て地蔵尊が安置されています。
これらのお地蔵さんを通して、被爆の恐ろしさを伝えることができれば、本望かと思います。