目黒区にある常円寺には、広島被爆子育て地蔵尊があります。
広島市で見つけた被爆地蔵尊と関連はあるのでしょうか?
お寺の情報と共に紹介していきたいと思います。
【目次】
常円寺の基本情報
常円寺は日蓮宗のお寺で、山号は小杉山。
開山は日信上人。天正18年に、小杉甚七(法号本理常圓信士)が開基となり、常円寺と号したといわれています。
大いちょう(目黒区保存樹第10号)のお寺としても知られています。
寺宝の「釈迦如来涅槃之図(大涅槃図)」は縦407cm、横220cmの大きな掛け軸で、釈迦が涅槃に入るときの場面が描かれています。
普段は見ることができませんが、毎年2月15日の釈尊涅槃会にて開帳されます。
寺号標
山門
本堂
妙見堂
中には北辰妙見菩薩(北極星または北斗七星を神格化した仏教の天部の一つ)が安置されています。
常不軽菩薩像
釈尊の前世の姿であったとされる菩薩様です。
広島被爆子育て地蔵尊
広島被爆子育て地蔵尊は、かつては広島市細工町(現中区大手町)の西蓮寺にお祀りされていた子育て地蔵尊です。
そこは爆心地からわずか100メートル足らずの場所でしたので、投下された原爆の爆風で倒れた塀の下敷きになりましたが、奇跡的に美しいお顔だけが残りました。
その後、目黒八雲に住む故村山有氏が東京後に譲り受け、毎年8月6日には供養会が営まれています。
広島市の西蓮寺にも被爆地蔵尊があります。
どちらも原爆の恐ろしさを後世に語り継ぐ貴重なお地蔵さんといえるでしょう。
常円寺の公式サイト
常円寺へのアクセス
東京都目黒区八雲1−2−10