上野公園内にある「不忍池弁天堂」
ここでお地蔵さんを見つけることができるなんて思っていませんでした
(弁天堂が寛永寺というお寺のお堂の一つであるということを考えれば不思議はないのですが・・)
江戸時代に寛永寺を開いた天海大僧正が、琵琶湖の竹生島になぞらえて、不忍池に中之島を築き、その地に建立したものです
現在の弁天堂は昭和20年の空襲で焼失したものを昭和33年に復興されたものとなります
また当時はお堂に行くのに舟を使わなければいけませんでした
御本尊の八臂大弁財天(はっぴだいべんざいてん)は音楽と芸能の守り神として広く信仰され、商売運・金運を上げてくれる七福神の一人
秘仏となっている為に普段はその姿を見ることができませんが、年に一度の「巳成金大祭」の日に開帳されます
上野公園周辺には弁財天をはじめとする谷中七福神があり、江戸で一番古い七福神参りをすることもできます
大黒天堂
豊臣秀吉公が護持した大黒天が祀られています
(谷中七福神の大黒天とは別のものです)
中に入ることができない聖天島
弁天堂を建立した天海僧正は、聖天島を拠点として中之島を築いたのです
その聖天島の中にあるのが「髭地蔵」
立地的な問題から後ろ姿しか見ることができません(前から見た画像は「古今東西散歩」というサイトの記事で確認ができました)
修験道の開祖と言われる役小角の像とのことですが、詳細は不明です
スマホのカメラだったので、ズームしてこれが限界・・
形が形だけに(笑)この髭地蔵は知る人ぞ知る珍スポットとなっているんだとか
めがねの碑
徳川家康の愛用した眼鏡をモチーフにしているこの碑は、文化、政治、経済に貢献したメガネの役割、功績を顕彰し建てられたものです
上野公園にはその他にも「ふぐ供養碑」とか「包丁塚」など珍しい記念碑がたくさんあります