ずっと行かなければいけないと思っていた念願の大原三千院を訪れることができました。
このお寺には、わらべ地蔵他たくさんのお地蔵さんがいらっしゃいます。
お寺の基本情報と共に紹介していきましょう。
【目次】
三千院の基本情報
三千院は天台宗のお寺で、山号は魚山。
本尊は薬師如来。
青蓮院、妙法院とともに、天台宗の三門跡寺院の1つとなっています。
西国薬師四十九霊場第45番、近畿三十六不動尊霊場第16番でもあります。
大原女の小径を通って三千院に向かいます。
呂川の、川沿いに降りてゆく情緒ある道となっています。
大原は日本一のしその里。
周辺の土産物屋さんでは、しそのしば漬けなどが売られています。
三千院の入り口が見えてきました。
三千院の略歴と由来
延暦年間(782‐806)に伝教大師最澄上人が比叡山東塔南谷の山梨の大木の下に一宇を構えたことに始まります。
慈覚大師円仁に引き継がれ、平安後期以降、皇子皇族が住持する宮門跡となる。
比叡山内から近江坂本、そして洛中を幾度か移転(寺名も円融房、梨本坊、梨本門跡、梶井宮と変わっていきました)
明治4年、法親王還俗にともない、梶井御殿内の持仏堂に掲げられていた霊元天皇御宸筆の勅額により、三千院と称されるようになりました。
御殿門
高い石垣に囲まれ、城門を思わせる構えとなっています。
金色不動堂
護摩祈祷を行う祈願道場として、平成元年4月に建立。
本尊の金色不動明王は秘仏ですが、毎年4月に行われる不動大祭期間中は開帳され、そのお姿を拝むことができます。
弁財天
『京の七福神』のうちの一つとなっています。
そのほかの『京の七福神』は恵美須(ゑびす神社)、大黒天(妙円寺)、毘沙門天(毘沙門堂)、布袋尊(長楽寺)、福禄寿(護浄院)、寿老人(行願寺)です。
あじさい苑
三千院を訪れたのは6月の中旬で、ちょうどあじさいの見ごろでした。
金色不動堂手前には、数千株のあじさいが植えられています。
わらべ地蔵
往生極楽院南側、弁天池脇にたたずむわらべ地蔵。
石彫刻家の杉村孝氏の手によるもので、苔と一体化したようなその姿はとても趣があります。
こちらはわらべ地蔵を模した盆栽?です。
近くの売店で購入したわらべ地蔵のトートバックはいつも愛用しています。
三千院で見つけたその他のお地蔵さん
阿弥陀石仏
こちらはお地蔵さんではありません。
単弁の蓮華座上に結跏跌座(けっかふざ)する、定印阿弥陀如来です。
高さは2.25メートルあります。
三千院の冊子を頂きました。
三千院へのアクセス
大原の地は千有余年前より魚山と呼ばれ、仏教音楽(声明)の発祥の地であり、念仏聖による浄土信仰の聖地として今日に至ります。
京都駅からバスに乗って約1時間。
アクセスは決して良くありませんが、その分他の観光地と比較して人が少なめでゆっくり観光することができます。
苔が美しい庭園やアジサイの時期以外にも桜や紅葉など四季折々の花が訪問者の目を楽しませてくれるフォトジェニックなお寺です。
記事の解説などは、三千院の公式サイトを参考にさせていただきました。