お地蔵さんブログ

お地蔵さんの写真や解説などを記しています

聖徳太子とお地蔵さん

聖徳太子

 

聖徳太子もまたお地蔵さんと非常にゆかりの深い人物です。
調べていくと実にたくさんのエピソードがあることが分かりました。

 

【目次】

 

聖徳太子とお地蔵さん

地蔵院(滋賀県

推古天皇14年、聖徳太子百済寺に向かう道すがら、池から不思議な瑞光が放たれていたので、村人にそこを掘らせたところ、輝く地蔵菩薩像が現れました。
聖徳太子は、これは百済寺の建立を仏が祝ってくれている証だと喜び、池のほとりにお堂を建て、開眼供養をして地蔵菩薩像を祀りました。
この地蔵菩薩像は、江戸時代から百済寺の御本尊と同時に御開帳され、遠くから多くの参拝者が詣でに来ました。

引用:聖徳太子の足跡巡り

 

滋賀県東近江市にある地蔵院では、石造地蔵菩薩像(秘仏)が安置されています。
近くには石造地蔵菩薩像が出現した沢(池)もあります。

 

地蔵院へのアクセス

滋賀県東近江市大沢町345
近江鉄道八日市駅からバスで約20分

 

油掛延命地蔵

聖徳太子が、橘の都(現在の明日香村)から斑鳩へ移動する際に、半田郷(現在の吐田)で休憩されました。
太子は「何か後世に伝えられるような足跡をこの地に残しましょう」と考え、西の方角に向かって「南無仏、南無仏」と唱えます。
すると、不思議なことに、紫色の雲が沸き立ち、花が舞い散る空中から、延命地蔵菩薩が現れました。
太子はその姿を彫刻した地蔵像をこの地に安置されました。

また、何日も雨が降り続いて地蔵像が水に浸かってしまいました。
それを見た太子は、たいそう嘆き悲しみ涙を流しました。
そこで太子は、「地蔵像に油を掛けておくと、水害が起きても水をはじくでしょう。
『油掛地蔵尊』として、末代まで祀っていきなさい」「『半田』は由緒がある地名だけど、湿地帯であるため五穀が実らない。
この地が水に浸らないようにと『水を吐く』という願を掛けて『吐田(はんだ)』と改めよう」と指示されました。

引用:奈良県川西町3.聖徳太子にちなんだ伝承

 

油掛地蔵尊は、聖徳太子の通勤路と伝わる「太子道(筋違道)」の傍らに建つ小さなお堂に祀られていて、町の指定文化財にも登録されています。

 

油掛地蔵尊へのアクセス

奈良県磯城郡川西町吐田788

 

法隆寺聖霊院)のお地蔵さん

法隆寺といえば大宝蔵院の地蔵菩薩像が有名ですが、聖霊院にも聖徳太子に関連するお地蔵さんが安置されています。

 

法隆寺聖霊院は、聖徳太子の尊像を安置するために、東室の南端部を改造し建てられました。
院には太子の本地仏としての如意輪観音像と左右対称の位置(東の間)に地蔵菩薩が祀られています。
太子像に付随する4人の侍者像は、東の間の地蔵菩薩と西の間の如意輪観音が左右に並び、中央には聖徳太子坐像だけが安置されています。

 

法隆寺は行ったことがあるのですが、毎年3月22日のお会式(御命日法要)の時のみ扉が開かれるとのことで見ることはできませんでした。

 

興福寺(八釣山地蔵尊)

西暦585年、仏教排斥派の物部守屋は、聖徳太子生誕の地と伝えられる橘寺を焼き払いました。
その際に金堂に安置されていた地蔵菩薩が天香具山の頂上に逃げて行ったと言われています。
憂き目に遭った聖徳太子は、香具山の山麓に寺を建てて地蔵を祀りました。
それが現在の八釣山地蔵尊だと言います。

 

興福寺(八釣山地蔵尊)へのアクセス

奈良県橿原市下八釣町135
近鉄 耳成駅より徒歩18分
JR 香久山駅より徒歩20分

 

瓦屋禅寺のお地蔵さん

聖徳太子が大阪の四天王寺建立の際、この山の土を用いて瓦を106,000枚以上造らせたのがお寺の名前の由来です。
このお寺の地蔵堂に安置されている、子育子安地蔵尊聖徳太子と言われています。
画像はないのですが、お地蔵さんの眉間には皺が寄っており、お産の苦しみを表わしているとのことです。

 

瓦屋禅寺のホームページ | 幽玄の楓寺 聖徳太子ゆかりの禅寺

 

瓦屋禅寺へのアクセス

滋賀県東近江市建部瓦屋寺町436
近江鉄道 八日市駅より徒歩20分

 

六万体地蔵菩薩寂光院

寂光院天台宗の尼寺で、推古2(594)年に聖徳太子が父・用明天皇の菩提を弔うために建立されたと伝えられています。

 

当初の本尊は、聖徳太子御作と伝えられる六万体地蔵尊であったが現存せず、現在本堂には、国宝修理所の故小野寺久幸仏師によって、形・大きさともに元通りに復元された新たな地蔵菩薩立像が安置されています。

 

寂光院へのアクセス

京都府京都市左京区大原草生町676

 

その他情報が少なかったのですが、鹿児島県皷川町にも聖徳太子作のお地蔵さんが存在するとのこと。


調べていけばまだまだ全国各地に聖徳太子ゆかりのお地蔵さんが存在しそうです。
当ブログでも情報があれば、追記していきたいと思います。

 

管理人が訪れた聖徳太子ゆかりのお地蔵さん

最後に管理人が訪れたことのある(聖徳太子ゆかりの?)お地蔵さんを紹介。

 

jizo-bosatsu.hatenablog.com

 

jizo-bosatsu.hatenablog.com

 

 

この記事が面白いと思ったらクリックお願いします。

↓ ↓ ↓ ↓

にほんブログ村 写真ブログ 庭園・史跡・神社仏閣写真へ
にほんブログ村