お地蔵さんブログ

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放光王地蔵尊

放光王地蔵尊

 

西武線新桜台駅より環七通りを板橋方面に歩いていくと、地蔵祠を見つけました。
六地蔵の中の人道を救うとされている放光王地蔵尊です。
六地蔵はその名の通り六体揃っていることが多いのですが、放光王地蔵尊単体で路傍に安置されているのは珍しいといえるでしょう。

 

jizo-bosatsu.hatenablog.com

放光王地蔵尊とは

地蔵祠

 

放光王地蔵尊由来
当、「放光王地蔵尊」は、俗に羽沢三佛の内に数ある一名「北向き地蔵さま」とも言われ、昔は練馬と板橋を堺に街道の辻に当り道行く人の目印ともなり永い間地域の人々に親しまれてきました。
その建立については、確たるものは見当たりませんが地蔵信仰の暦文からして2百数十年前、平安後期から鎌倉時代に建立されたものだと察します。
現在の設立は、昭和4年(1929)9月お彼岸に鈴木忠八郎翁を代表に有志43名程にて寄付されてものです。
そもそも地蔵菩薩とは「クシティガルバ」の意訳で、ダイア地の母胎という意味。
閻魔大王の化身ともされ、別名「妙幢菩薩」とも呼ばれる。
お釈迦様が無くなってから56億7千万年後に救済者弥勅菩薩が出世するまでの間、無仏の世界にあって地獄・飢餓・畜生・阿修羅・人・天の六道に輪廻して苦しむ人々をあの世とこの世の境である六道の入口に立ち、衆生を教化し救うという菩薩です。
放光王地蔵尊は、人道を説く地蔵尊とされております。
お姿は僧形が多く右手に鍚杖か与願印をとり左手に宝珠を持ち、ご礼拝供養のご真言は「おん かかか びさんまえい そわか」と繰り返すほど、そのご利益は増し安産・健康・長寿・知恵・豊作・救財などのご利益があり、病気にかからない・水の難、火の難に遭わない・苦しみに通じるところが滅びるなどの28種の功徳を得られるでしょう。
この羽沢の「北向き地蔵さま」は童子のお姿で地域の人々に親しまれご利益を与えてくださることで有名です。
 平成17年(2005)12月吉日  寄贈 鈴木將三

 以上
掲示板より解説文を引用しました。

放光王地蔵尊へのアクセス