西武池袋線「中村橋駅」から西武新宿線「鷺ノ宮駅」へと続く中杉通り沿いでお地蔵さんを見つけました
願かけ地蔵尊と呼ばれるそのお地蔵さんは、願掛けする方法がとてもユニークみたいです
【目次】
願かけ地蔵尊とは
願かけ地蔵尊は2体の石仏からなっています
向かって左側の大きなお地蔵さんは、正徳5年(1715)に建立され「奉供養仏講中 上鷺宮村願主篠氏敬白」と刻まれています。
右側の小さいお地蔵さんは「多摩郡上鷺宮村 篠丈右衛門」の文とともに、現世だけでなく来世での幸せも祈願した「二世安楽」の文字が刻まれています。
願かけ地蔵尊へのお祈りの仕方
白装束で真夜中に祈りながら右側の小さい地蔵を倒します
すると隣の大きい地蔵は、倒された地蔵を起こしてほしい為に、願い事を聞き届けてくれるといわれています
願が叶ったら自分の手で小さい地蔵を起こしに行くというものです
このような祈願の仕方は昭和30年頃まで続いたそうです
*現在では小さい地蔵が固定されていて、このような願掛けはできません
願かけ地蔵尊へのアクセス
東京都中野区上鷺宮1-2-14
西武新宿線「鷺ノ宮」駅から徒歩9分