練馬区に首つぎ地蔵尊というお地蔵さんがあると聞いて行ってきました
何でもリストラにご利益のあるお地蔵さんとのこと
首がつながる=首つぎということなのでしょうか?
ところが最寄りの中村橋駅に着き、ネットで調べた場所をいくら探しても「首つぎ地蔵尊」が見当たりません
情報によれば八幡神社の本殿裏側にあるはずなのですが
約1時間ほど辺りをウロウロしても見つけることができません
近くの参拝客などにも聞いたりしてみたのですが、結局見つけることができませんでした
本殿裏側では工事も行われている形跡がありましたので、もしかしたら一時的に移転したのかもしれません
残念ですがこれ以上探すことは断念・・
「首つぎ地蔵尊」に関しては、こちらの記事に詳細書かれていますので、気になる方はのぞいてみてください
肩を落としていると、何と近くに首つぎ地蔵がもう一体存在することが判明
練馬区の中村エリアには、同名のお地蔵さんが二体存在するということになります
さっそく別の首つぎ地蔵のある南蔵院へと足を運びました
南蔵院の基本データ
南蔵院は真言宗豊山派のお寺で、山号は瑠璃光山、寺号は医王寺
本尊は薬師如来
御府内八十八箇所霊場15番札所、豊島八十八箇所霊場15番札所
南蔵院の歴史
永正年間(1504-1520年)に良弁僧都により開創(新編武蔵風土記稿)とする説と、開創年月については延文2年(1357)とする説(南蔵院由緒沿革)がある
江戸時代には12石8斗の御朱印領を拝領し、今は廃寺となっている西光寺や大日堂を末寺に擁していた
万病にきく白龍丸を頒布し「南蔵院の投げ込み」として全国に広まっていった
明治9年には本堂を使って小学校の教育が行われたこともあります(豊玉小学校)
山門
本堂
薬師堂
こちらが首継地蔵です
昭和7年に首のないお地蔵さんが中村の地に立っていました
あるところからお地蔵さんの首だけが保存されているという話があがったので、継ぎ合わせたところぴったりと合いました
このことからこのお地蔵さんを首継地蔵と呼ばれるようになりました
赤い涎掛けがかかっているので、首のつなぎ目は確認ができません
江戸時代中期の建築と考えられ、練馬区内唯一の鐘楼門
練馬区指定有形文化財となっています
鐘楼門には金剛力士像が立っていました
閻魔堂
お地蔵さんをもう一体見つけました
慈母観音尊像
境内は広々としており、庭園があるなど緑が多く、落ち着いて探索できるお寺でした
門前を南北に走る「南蔵院通り」という名前で知っている人も多いことでしょう