埼玉県和光市から川越街道を池袋方面に進んでいくと、丁度県境の辺りに「子育て地蔵尊」と書かれたのぼりがあることに気がつきました
この辺りは武蔵野台地を白子川が削り取った谷となっており、かつては新田坂と呼ばれていました
子育て地蔵尊の他にも石造物四基があり、そのいずれもが新田坂周辺から集められたものです
道祖神は板橋区唯一のもので、文政13年(1830)に建立された歴史の古いものです
昭和59年にこの石造物四基は有形文化財に登録されました
お稲荷さんと常夜燈
双体道祖神(一組の人像を並列させた道祖神)
道祖神が集落の境や村内と村外の境界や道の辻に建てられることが多いことを考えると、県境のこの場所に道祖神があることは何ら不思議はないといえるでしょう
もともとは近くにある八坂神社の入口付近にあったものらしいです