六道の辻の地蔵尊
上福岡駅西口を歩いていると「六道の辻の地蔵尊」という道標があり、示す方向に歩いていくと、地蔵祠に安置されている4体のお地蔵さんを見つけることができました。
向かって右から厄除け地蔵、招福地蔵、願い地蔵、水子地蔵
(水子地蔵だけ祠の外に安置されていました)
以下案内板より解説を引用します。
厄除け地蔵
寿命長遠、聰明智慧、災難、事故などに守られ長命ができる。
子安成長と聡明な知恵が得られ幸せな日々が到来
六道の辻にたって冥界の苦しみを救う身代わり地蔵といわれています。
招福地蔵
衆人愛嬌、神明加護、多くの人から慕われ、天地の神の力に守られて福を招く地蔵として親しまれています。
願い地蔵
女人泰産、衆病悉除、女性は安産に恵まれる。
病、火傷、怪我の人が四の日にお参りしたら願いが適ったと愛されています。
水子地蔵
寝顔も見れなかった幼子が愛しい。お参りしてください。
六地蔵(延命、宝処、宝手、持地、宝印手、堅固意)
旅立ちに持たす六文銭はこの六地蔵への賽銭を意味するといわれる。
建立年は不明ですが、道しるべとしての役割もあり
①福岡・引又道 (志木市にあった引又河岸に通じる道)
②かめくぼ・江戸道 (旧鎌倉街道)
③つるおか道
④ふじま・まちや道 (入間市扇町屋に通じる道)
⑤寺尾・新河岸道
⑥ふるいちば道(川越市にあった古市場河岸に通じる道)の6本の道を案内しています。
これらの道は江戸時代の物資輸送の要であった河岸場と川越や所沢方面の村々を結び、多くの人や物資の往来があったことでしょう。
現在は、新しく木柱の道しるべが建てられ、歴史を今に伝えています。
引用:市報ふじみ野 No.188 歴史さんぽ「六道の辻の地蔵さま」
6つの道を示す六道地蔵尊ということで、朝霞で出会った六道地蔵尊を思い出してしまいました。
六道の辻の地蔵尊へのアクセス
埼玉県ふじみ野市霞ケ丘2-1-4
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