杉並区高円寺にある宗泰院には、乳房を嬰児にふくませている子授け地蔵尊という大変珍しいお地蔵さんがいらっしゃいます。
お地蔵さんの性別は?という疑問を頂くことがありますが、この子授け地蔵尊に関しては紛れもなく性別は女性。
今回もお寺の基本情報とともに紹介していきましょう。
【目次】
宗泰院の基本情報
宗泰院は曹洞宗のお寺で、山号は永昌山。
天正12年(1584)嘯山春虎和尚によって麹町表四番町(現千代田区四番町)に開創。
文禄2年(1593)格峰泰逸和尚によって開山。
元和2年(1616)市ヶ谷左内坂に移転。
明治42年(1909)現在の地に移転。
本尊は釈迦牟尼仏。
山門
開運弁財天堂
子授け地蔵尊
一木造、荒彫、円頂、彫眼
台座付き、高さ27.1cm
胸前を開き、両手をもって赤子を横抱きにし、右乳を含ませ、右肩には別の小児が寄り添う。
この木造地蔵菩薩坐像(子授け地蔵尊)は杉並区指定文化財となっています。
またこの地蔵尊は、秘仏というわけではないのでしょうが、拝観はする為にはお寺に問い合わせしたほうが良いでしょう。
ちなみに同じ杉並区にある永福寺にも、子授け地蔵という同名のお地蔵さんが存在します。
※筆者は電話で拝観の予約をし、記事にすることも快く承諾してくださいました。
宗泰院の方(副住職?)ありがとうございました。
宗泰院へのアクセス
東京都杉並区高円寺南2-31-5
地下鉄丸ノ内線 新高円寺駅より徒歩6分。
JR中央線快速 高円寺駅より徒歩10分
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