お地蔵さんブログ

お地蔵さんの写真や解説などを記しています

2018年管理人を驚かせたお地蔵さん5選

ブログも間もなく丸2周年


記事数も150に到達しようとしており、都内近郊で目にしたお地蔵さんの種類は200を超えようとしています

この辺で過去に巡り合ったお地蔵さんをまとめる記事があっても良いのではないかと思いました
そこで今回は管理人が驚いた「都内の変わったお地蔵さん」を厳選して5つ紹介したいと思います

選定基準は「えっ?これってお地蔵さんなの??」と管理人が思った度合いとなっております
したがってこの記事は定期的に管理人の驚き度合いが上回ったお地蔵さんが登場次第、更新されることになっています


それでは第五位から

江戸六地蔵

最初見たときは、あまりの大きさに「これお地蔵さん?」って驚きました
今までは路傍に立つ素朴な石仏のイメージだったのですが、銅製で座っておりさらにドでかい!!

f:id:jizo_bosatsu:20170217185017j:plain

江戸六地蔵 銅造地蔵菩薩坐像(東禅寺)

今までのお地蔵さんのイメージを覆したという意味でこちらを第五位としたいと思います
新宿、巣鴨などアクセスしやすい立地にありますので、ぜひ近くにいらした際には訪れてみてください

jizo-bosatsu.hatenablog.com


第四位

しばられ地蔵尊

似た名前のお地蔵さんは、南品川の願行寺や茗荷谷林泉寺にもありますが、この度エントリーされたのは南水元のしばられ地蔵尊です


バス停や信号機などにもその名が付けられているなど、周辺地域のしばられ地蔵推しを感じることができました

f:id:jizo_bosatsu:20170512160223j:plain

f:id:jizo_bosatsu:20170512160351j:plain


見た目のインパクトも十分!何故縄でしばられているのかは、記事を読んでみてください

jizo-bosatsu.hatenablog.com

【関連項目】

jizo-bosatsu.hatenablog.com

jizo-bosatsu.hatenablog.com


第三位

おしろい地蔵

こちらも目黒区のばん龍寺に同名のお地蔵さんがいますが、エントリーされたのは三田の王鳳寺にある方です


おしろい地蔵というのは通称で、正式名称は「お化粧延命地蔵尊」
美肌やお肌の悩みにご利益があるということなので、祈願に来る女性の方も多いみたいです
真っ白なお地蔵さんはインパクト大!なぜ色が白いのかは記事を読んでみてください

jizo-bosatsu.hatenablog.com

【関連項目】

jizo-bosatsu.hatenablog.com


第二位

勝軍地蔵

一見全くお地蔵さんに見えない馬に乗った勇ましい姿

f:id:jizo_bosatsu:20171123114806j:plain

勝軍地蔵(真福寺)


どちらかというと路傍に立って静かに住民を見守っているといった素朴なイメージのお地蔵さんがまさか馬にまたがっているなんて
今までの常識を覆すといった意味で十分二位に入るくらいの衝撃度がありました


そして栄えある第一位

かんかん地蔵

こちらは先日紹介した北千住のかんかん地蔵とは違う、浅草は浅草寺にあるかんかん地蔵です


著名な観光地なので訪れたことのある人も多いでしょう
その一見してとてもお地蔵さんとは思えない外見に度肝を抜かれてしまいました
かんかん地蔵以外にも多数のお地蔵さんがいる浅草寺、今後行く際にはお地蔵さんにもぜひ注目してみてください

f:id:jizo_bosatsu:20170130171502j:plain

カンカン地蔵尊(浅草寺)

【関連項目】

jizo-bosatsu.hatenablog.com

まだまだこの記事で紹介しきれなかった風変わりなお地蔵さんはたくさんいます
こちらのカテゴリーでまとめてみれるので、こちらも見てみてください

jizo-bosatsu.hatenablog.com

恵比寿・広尾エリアのお地蔵さん(台雲寺、東北寺)

恵比寿・広尾エリアでお地蔵さん探しをしてきました
こちらはあまりお寺が多いエリアではありません

まずは恵比寿駅から10分ほど歩いた閑静なエリアにある曹洞宗のお寺「台雲寺」
かわいらしいお地蔵さんが出迎えてくれました

恵比寿、台雲寺、お地蔵さん

台雲寺は寛永7年(1630)麻布一本松に僧台雲洞遠が臨済宗のお寺として創建しました
その後曹洞宗の僧流繁林水が伝正寺十二世鶴山宗亀を請待して開山しました
明治23年に現在の地に移転されました

恵比寿、台雲寺、山門

山号 壽陽山
院号 長福寺
宗派 曹洞宗
本尊 釈迦如来
創建 寛永7年(1630)

おしゃれな街恵比寿に相応しく?山門からお墓へと続く参道もデザイン性のある作りになっていました

恵比寿、台雲寺、参道

子育て地蔵尊昭和16年に建設されたもので、恵比寿に住む柴田寅蔵が亡くなった子供の冥福を祈るために建設したものです

恵比寿、台雲寺、子育て地蔵尊

【アクセス】
JR恵比寿駅より徒歩10分
渋谷区恵比寿1-18-1

--------
続いて見つけたのは臨済宗妙心寺派のお寺「東北寺(とうぼくじ)」

広尾、東北寺

広尾、東北寺、山門


江戸時代前期に美濃国不破群関ヶ原宿出身の僧至道無難が麻布桜田町に営んだ東北庵が起源とされている
寛文7年(1667年)無難の門人によって禅河山東北寺へと発展した

なお山号の禅河山というのは釈迦が沐浴してスジャータに乳粥を与えられたガンジス川の漢名「尼連禅河」に由来している
現在の地に移転してきたのは元禄9年(1696年)です

山号 禅河山
寺号 東北寺
宗派 臨済宗
本尊 阿弥陀如来
創建 寛文7年(1667年)
開山 洞天彗水
開基 至道無難、生善院

改装中のようであまり良く拝観することができませんでした

広尾、東北、本堂


小さなお地蔵さんを見つけることができました

広尾、東北寺、お地蔵さん

広尾、東北寺、小さいお地蔵さん

【アクセス】
JR恵比寿駅より徒歩10分
渋谷区広尾2-5-11

かんかん地蔵尊、仲直し地蔵尊(安養院 北千住)

北千住の真言宗豊山派のお寺「安養院」には珍しいお地蔵さんがいらっしゃいます

北千住、安養院、かんかん地蔵、仲直し地蔵

一体目は「かんかん地蔵尊
そばに置かれている小石でカンカンと叩きながらお祈りをするとご利益があるのだとか
たくさんの人がお祈りしたために現在ではお顔がすり減ってのっぺらぼう状態となっています

北千住、安養院、かんかん地蔵


1699年建立と書かれていますので、かなり歴史の古いお地蔵さんなのですね

かんかん地蔵と聞くと、浅草の浅草寺に同じ名前のお地蔵さんがいたことを思い出します

jizo-bosatsu.hatenablog.com


あちらのお地蔵さんは原型すらとどめていませんでしたが

二体目は「仲直し地蔵尊
「なかなおし」ではなく「なかよし」と呼ぶみたいです
確かに名前の通り、二体並んで仲がよさそうです

北千住、安養院、仲直し地蔵

建立は右のお地蔵さんが1670年、左のお地蔵さんが1664年と少しズレがあります
名前の通り喧嘩などをして仲違いした人が仲直りすることにご利益があるのでしょうか

よく見ると足元にも小さな道祖神のような石像が二体並んでいました

北千住、安養院、二体の道祖神

安養院は鎌倉時代北条時頼千住仲町に創建、戦国時代には小田原北条氏の祈願所であったとされています
1598年に兵火にあった為、当地に移転されました


元々は長福寺という名前でしたが、八代将軍吉宗の子の名前が長福丸であった為に安養院と改名されたそうです

山号 西林山
院号 長福寺
寺号 善応寺
宗派 真言宗豊山派
本尊 阿弥陀如来
その他 荒川辺88カ所霊場48札所、荒綾88カ所霊場73札所

山門

北千住、安養院、山門

山門の前にもお地蔵さんを見つけました

北千住、安養院、お地蔵さん

本堂

北千住、安養院、本堂

屋根の頂に宝珠を乗せる宝形造となっています

北千住、安養院、観音堂

観音堂

北千住、安養院、六地蔵

六地蔵もいらっしゃいました

【アクセス】
足立区千住5-17-9
JR北千住駅より徒歩10分

この記事が面白いと思ったら、クリックの協力をお願いします。

↓ ↓ ↓ ↓

にほんブログ村 写真ブログ 庭園・史跡・神社仏閣写真へ
にほんブログ村