新薬師寺の本堂の西に位置する「香薬師堂」
この小さなお堂の中には、おたま地蔵・景清地蔵という二対の地蔵尊が安置されています。
平家物語に登場する「悪七兵衛景清」にちなんだ景清地蔵とその内部から発見された裸の「おたま地蔵」
普段は秘仏となっていて、管理人も未訪のお地蔵さんですが、解説していきたいと思います。
【目次】
新薬師寺の基本情報
新薬師寺は奈良県にある華厳宗のお寺で、山号は日輪山。
天平19年(747年)光明皇后が夫聖武天皇の病気平癒のために創建。
本尊は薬師如来。
西国薬師四十九霊場第6番、大和十三仏霊場第7番、大和北部八十八ヶ所霊場第8番にもなっています。
景清地蔵とは
近隣(興福寺の別院であった「勝願院」)の地蔵堂から移された木造の地蔵菩薩立像。
錫杖の代わりに弓を持っているのが特徴的です。
源頼朝の暗殺を企てたといわれる平景清にちなんでの名前と言われています。
その姿は「新薬師寺のウェブサイト」で確認して下さい。
おたま地蔵とは
景清地蔵の体内から発見された裸形の地蔵尊。
驚くべきはその大きさが景清地蔵とあまり変わりないという点です。
陰部が蓮の花の蕾になっているのが特徴的。
安産や健康にご利益のあるとのこと。
その姿はこちらも「新薬師寺のウェブサイト」で確認して下さい。
普段は秘仏となっている、この二体の珍しいお地蔵さん。
特別に拝観できる日があるそうで、その日に予約をすれば実際に見ることができるとのこと。
管理人もぜひ機会を見つけて拝観したいものです。
新薬師寺へのアクセス
奈良県奈良市高畑町1352 JR・近鉄奈良駅より市内循環バス「破石町」下車、徒歩10分
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