石神井公園付近を探索中、道場寺という見ごたえのあるお寺を見つけました。
道場寺の伽藍(主要な建物)は、「室町様式(山門)」「天平様式(本堂)」「鎌倉様式(三重塔)」「安土桃山様式(鐘楼)」「江戸時代(客殿)」と日本の古典建築様式を網羅しています。
ここまでの伽藍配置に至るまでに実に60年の歳月を要したといわれています。
また釈尊の「教え(本殿)」・「姿(塔)」・「声(鐘楼)」の三つが揃っている都内でも数少ない寺の一つとなっています。
道場寺の伽藍(主要な建物)は、「室町様式(山門)」「天平様式(本堂)」「鎌倉様式(三重塔)」「安土桃山様式(鐘楼)」「江戸時代(客殿)」と日本の古典建築様式を網羅しています。
ここまでの伽藍配置に至るまでに実に60年の歳月を要したといわれています。
また釈尊の「教え(本殿)」・「姿(塔)」・「声(鐘楼)」の三つが揃っている都内でも数少ない寺の一つとなっています。
【目次】
道場寺の基本情報
道場寺は曹洞宗のお寺で、山号は豊島山、院号は無量院。
文中元年(1372年)に大覚禅師が創建。
大覚禅師を招いた当時の石神井城主豊島景村の養子輝時(北条高時の孫)は自分の土地を寺に寄附して、豊島氏代々の菩提寺としたと伝えられています。
本尊は薬師如来聖観音。武蔵野三十三観音霊場2番となっています。
寺号標
山門
室町様式、昭和45年(1970)から昭和50年(1975)にかけて新築。
本堂
天平様式、奈良にある唐招提寺、金堂を模して昭和12年(1937)に改築。
「佛殿」と「法堂」が一体となったもので、本尊様を安置し各種の法要を行う寺院の中で最も場所となっています。
三重塔
鎌倉様式、昭和48年(1973)建築。中には金剛薬師如来像が置かれ、その台座にはその台座にはスリランカより拝受の仏舎利が奉安されています。
帝釈天
鐘楼
安土桃山様式、人間国宝の香取正彦氏制作。
朝六時に梵鐘を鳴らされます。
道場寺のお地蔵さん
光の関係で上手く撮影できなかったのが悔やまれます。
境内の外にもお地蔵さんが立っていました。
こちらは交差点に面しており、交通安全を願っているかのようでした。
道場寺の文化財
- 北条氏康印判状(練馬区指定文化財)
永禄五年(1562)四月二十一日、小田原の北条氏康(1515-71)から禅居庵にあてて発給した虎の朱印状。
道場寺分の段銭、懸銭などの税金を免除するもので、練馬区内では、現在のところ練馬区に関係する唯一の後北条氏の文書。 - 弥陀板碑(練馬区登録文化財)