また子育て千体地蔵堂には、多くのお地蔵さんが祀られていました。
お寺の情報と共に紹介していきましょう。
三宝寺の基本情報
三宝寺は真言宗智山派のお寺で、山号は亀頂山、院号は密乗院。石神井不動尊とも呼ばれています。
応永元年(1394)大徳権大僧都幸尊法印により創建。
太田道灌により当地へ移転されたのは文明9年(1477)のことになります。
本尊は不動明王。
関東三十六不動第11番、御府内八十八ヶ所霊場16番、豊島八十八ヶ所霊場16番、武蔵野三十三観音霊場3番にもなっています。
御成門(山門)
徳川三代将軍家光が狩猟の際、休憩所としていたので、御成門と呼ばれております。
現在の御成門は1827年に再建され、1953年に修復されたもの。
練馬区登録文化財となっています。
本堂
文久3年の火災により焼失した為、現在の本堂は大正時代に修復されたものとなっています。
鐘楼
昭和48年建立
鐘楼に掛けられている梵鐘は江戸時代に多くの鐘を造った鋳物師として知られた椎名伊予守藤原吉寛によって作られました。
梵鐘は練馬区指定文化財となっています。
観音堂
火災によって焼失したが、2018年7月に再建。
堂内には札所本尊の如意輪観世音菩薩像が安置されています。
十一面観音像
総花崗岩で身の丈9m
根本大塔
平成8年に開創600年記念事業として建立
大師堂
大黒堂
当山が最も衰退した時「33世融憲和尚」が普住、和尚は有縁の方々に寄進を募り一宇を建立、念持仏の「大黒天」を奉安して当山復興を祈願したといいます。
三宝寺のお地蔵さん
三宝寺ではたくさんのお地蔵さんを見つけることができました。
交通安全地蔵尊
子育て千体地蔵堂
地下の入り口に入ると、たくさんのお地蔵さんがいました。
「練馬の寺院」による三宝寺の縁起によれば、かつては勝軍地蔵がいたという記述もあります。
勝軍地蔵とは馬にまたがった勇ましい姿のお地蔵さんです。
三宝寺はとても広い敷地があり、名前の由来となっている石神井公園にある三宝寺池にもつながっています。