お地蔵さんブログ

お地蔵さんの写真や解説などを記しています

六地蔵など(観音寺)

六地蔵

 

佐野大仏で有名な観音寺で何体かお地蔵さんを見つけることができました。
お寺の情報と共に紹介していきましょう。

 

【目次】

 

観音寺の基本情報

寺号標

 

観音寺は真言宗豊山派のお寺で、山号は日輪山、院号は千手院。
佐野大仏や佐野七福神のひとつ大黒天が祀られていることでも知られています。

本堂

本堂

 

観音寺で出会ったお地蔵さん

六地蔵

六地蔵

その他のお地蔵さん

地蔵菩薩

お地蔵さん

観音寺の著名な建造物

佐野大仏

佐野大仏

 

寛文9年(1669年)佐野家復興を願い建立。
縁結びの大仏と呼ばれ、恋愛のみならず様々な良縁にご利益があるとのことです。
佐野市指定有形文化財に指定されています。

大黒天

大黒天

観音寺へのアクセス

栃木県佐野市金井上町2237
JR両毛線佐野駅から徒歩約10分
東武佐野線佐野市駅から徒歩約8分

身守地蔵尊・とげぬき地蔵尊(東十条)

身守地蔵尊 地蔵祠

 

前回紹介した東十条のお地蔵さんの記事で、紹介しきれなかったお地蔵さんを2体紹介します。

 

身守り地蔵尊

身守り地蔵尊

身守り地蔵尊

 

東十条商店街には、上野の寛永寺から譲り受けた「身守地蔵尊」がいらっしゃいます。
以下身守地蔵尊由来より引用します。

 

当地東十条一帯は戦災により、昭和20年4月13日一瞬にして殆んど灰塵と化し、焼け野原となりました。
昭和20年8月15日終戦により、出兵兵士も九死に一生を得、戦地より復員して帰還せし頃、戦後も幾多の艱難辛苦に打ち勝ち、町の方々も追々疎開先より立ち戻り、街の復興に努力され、昭和23年頃に有志の方々により戦没者の慰霊と平和安穏祈願のため地蔵尊の建立を発願し、多くの方々の浄財の寄進をお願いしご本尊の地蔵尊をお迎えするに当たり、その労苦を古老より承るに夏の真中諸方の寺々を廻り、尋ね歩きしが見当たらず。
上野の寺々を廻りし折、ようやく多くの地蔵さまに巡り会い、この旨を寛永寺ご住職に諸願せしに大いに感激されてお譲り頂き喜びて大切に風呂敷に包み持ち帰りしを聞かされました。

 

そのお地蔵さまは幾星霜を経て、黒色自然石の座像で柔和なご尊顔は今尚信者の忘れ得ぬお姿でありました。
そのご尊像は去る年に心悪しき人の所行により持ち去られ、残念の極みであります。

 

故に現在は二代目のご尊像であり、先代の地蔵様と共に柔和な御尊像であります。
合祀は戦前よりお祀りしてありました鬼子母神さまであります。

 

この場所については小見山氏の真心のご配慮により使用させて頂いていることを記しおきます。
地蔵尊の管理については、発起人諸氏ご高齢により、商店街の有志に依頼されました。
毎年八月十日をご縁日とし、法要を行いお供え致しております。

 

昭和五十五年八月十五日
東十条商店街 身守地蔵尊奉賛会

 以上

 

一部文字が読み取りづらい箇所などあり、完全な引用文とはなっていないことは、あらかじめご了承ください。

 

東十条商店街

 

東十条商店街に人たちによって管理されています。

 

身守地蔵尊へのアクセス

東京都北区東十条3-15-7

とげぬき地蔵

とげぬき地蔵 地蔵祠

 

巣鴨の高岩寺のとげぬき地蔵の分尊を見つけました。
ちなみに本家のとげぬき地蔵尊は、秘仏の上に御開帳もされないので、その姿を目にすることはできません。

 

東十条 とげぬき地蔵

 

戦前はこのお地蔵さんのある通りが「地蔵通り商店街」と呼ばれ賑わっており、毎月4日には縁日として夜店も立ったとのこと。
現在も毎月14日に「とげぬき地蔵さま」というイベントが行われ、東十条南口通り商店会の人たちが子供たちにけん玉やベーゴマ遊びを教えています。

 

地蔵湯

地蔵湯

 

とげぬき地蔵の隣にある地蔵湯に浸かり、地蔵探索の疲れを癒してきました。

とげぬき地蔵へのアクセス

東京都北区東十条2-14

東十条周辺のお地蔵さん

東十条駅周辺で見つけたお地蔵さんです。

 

【目次】

西音寺のお地蔵さん

西音寺のお地蔵さん

 

寺号標のそばにお地蔵さんが立っていました。

 

西音寺の基本情報

西音寺は真言宗智山派のお寺で、山号は無量山、院号龍谷院。
文明年間(1469年-1486年)玄仲によって創建されたと言われています。
本尊は不動明王
豊島八十八ヶ所霊場30番札所、北豊島三十三ヶ所霊場30番札所でもあります。

 

寺号標

寺号標

山門

山門

 

山門から先は進入禁止となっていました。

 

西音寺へのアクセス


JR東北本線 東十条駅より徒歩4分

真光寺のお地蔵さん

真光寺のお地蔵さん

真光寺の基本情報

真光寺は真言宗智山派のお寺で、山号は隆照山、院号は桂徳院。
創建年代は不詳ですが、江戸時代末期には創建されていたとみられています。
本尊は勢至菩薩
豊島八十八ヶ所霊場29番札所、北豊島三十三ヶ所霊場16番札所でもあります。

山門

山門

本堂

本堂

 

大日如来阿弥陀如来不動明王等が安置されています。

 

びんずる

おびんずる様

 

びんずる様は俗に「撫仏(なでぼとけ)」とも呼ばれ、おびんずる様の身体を触って、その手で自分を撫でると病気が治り、頭も良くなり、痛みもなくなると言われ、深く信仰されています。

 

六角堂/勢至堂

六角堂/勢至堂

 

本尊の勢至菩薩が祀ってあります。
お彼岸、お盆などの行事中に開扉(開帳)されるとのこと。

 

地蔵堂

地蔵堂

 

www.sinkouji.or.jp

 

真光寺へのアクセス


東京都北区中十条3-1-5
JR京浜東北線 東十条駅 南口より徒歩約2分

 

地蔵坂の子育て地蔵尊

地蔵坂の子育て地蔵尊

 

地蔵堂は、以前は地蔵坂の中腹にありましたが、昭和6年(1931)の下十条駅(現東十条駅)開通、昭和12年の道路拡張により、現在地に移されました。
地蔵堂の中には、大小の地蔵尊と2基の石像が納められています。
このうち、中央の大型の地蔵尊(高さ95センチ、丸彫り立像)が子育て地蔵尊です。

背面に「世話人 弥八、願主 善光」と刻まれています。
地蔵尊の建立年代は不明ですが、安永2年(1773)成立の『新編江戸志』には「地蔵坂 往古ハ此坂の辺に地蔵尊ありしゆへに名づく」とあり、江戸時代には地蔵尊が存在していたことがわかります。

地蔵信仰は、平安時代中期以降、子供を守護し身近な願いをかなえるものとして全国的に広まりました。
地蔵尊は北向きに供養され、家内安全と子供の健やかな成長を祈願する方々のお参りが絶えません。

昭和48年に地蔵堂を寄進した高木家と近隣の有志によって子育て地蔵尊奉賛会が結成され、毎年9月24日に法要が行われています。
地蔵堂の前面には「当村 願主 高木兵助」の名が刻まれた花立と寛政3年(1791)の文字庚申塔があります。

 

以上
東京都北区教育委員会の説明板より引用しました。

 

地蔵祠

 

地蔵坂の子育て地蔵尊へのアクセス