原宿の辺りを歩いていたら不意に石仏群に出くわしました
延命寺という浄土宗のお寺の敷地内にあるようで、住宅地にまぎれており「延命寺」と書かれ看板がなければお寺だとは気がつかないかもしれません
元禄元年(1688)に創建された延命寺は、外輪の地蔵と称されて著名だったそうです
以前(恐らく)日本で一番知られているお地蔵さんは巣鴨のとげぬき地蔵ではないか?という記事を書きました。
では日本で一番権威のあるお地蔵さんはどこにあるのでしょうか?
権威のあるという言い方はおかしな表現かもしれません。
偉い?貴重な?大事に保管されている?とにかくそのような性格を日本で一番併せもつお地蔵さんは、奈良の法隆寺にある地蔵菩薩像だと思います。
このブログを運営している以上はいつかはこの肉眼で見ておかなければいけないと思っていました。
そして遂にこの夏に法隆寺を訪れることができました。
但し撮影禁止のためにこの地蔵菩薩像の画像は撮影したオリジナル画像ではないことをご容赦ください。
なお地蔵菩薩像を見るためには拝観料金が一般で1500円必要となります(2017年9月現在)
平安時代に造られた地蔵菩薩像は高さ173cmの木像。
江戸時代は大神神社の神宮寺に祀られていたが、明治維新の廃仏毀釈(神仏分離)でここ法隆寺に移動してきました。
カヤ材の一木造で一材から木取りされ造られています。
法隆寺は世界最古の木造建築として知られています。
推古天皇と聖徳太子が用明天皇のご遺願(自らの病気の平癒を願い寺と仏像を造りたいと思っていたが、叶わないまま崩御されました)を継いで、推古15年(607)に法隆寺とその本尊「薬師如来」を造りました。
1993年にはユネスコの世界文化遺産のリストに日本で初めて登録されました。
これらは現存する世界最古の木造建築物群である。
聖徳太子の等身像とされる救世観音像が安置されている。
有名な「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」の石碑。
これがその鐘(今でも鳴らされています)
途中脇道にお地蔵さんらしき石仏を見かけましたが詳細は不明。
あの有名なお寺にお地蔵さんはいるのか?はシリーズとなっています。
良かったら、こちらもご覧ください。
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1
JR法隆寺駅より徒歩約20分、バス「法隆寺門前」行き、法隆寺門前下車
JR王寺駅より、バス「春日大社・奈良」行き、法隆寺前下車
近鉄奈良駅より、バス「JR王寺駅」行き・「法隆寺」行き、法隆寺前下車
拝観時間:午前8時~午後5時(2/22~11/3)、午前8時~午後4時半(11/4~2/21)
六本木一丁目付近の寺院を探索してきました
まずは道源寺坂を上ったところにある「道源寺」
道蓮社玄譽が開山、創建した浄土宗のお寺
山門をくぐると
本堂が見えます
お地蔵さんっぽい石仏も何体か確認ができました
【アクセス】
港区六本木1-3-45
六本木一丁目駅2出口から徒歩約4分
アークヒルズの南側に「一願地蔵」というのぼりと二体のお地蔵さんを見つけました
そのうちの一体は祠に納められており、アークヒルズ再開発の工事の際に掘り出されたものなのだとか
隣の「アークヒルズ」と書かれたよだれかけをしているお地蔵さんは、再開発地区内に居住していた中の有志60余人が奉納したもので「一願地蔵」と名付けられたのは再開発の竣工を記念して、新しい街に関係者のみんながそれぞれの新しい願い(一願)をかけるということに由来している
【アクセス】
港区六本木1-3-41
佐々陸奥守四代孫伏見尉二男の釋玄誓が開基、元和8年(1622)京都伏見に創建され、正保4年(1647)当地へ移転してきました
境内にはお地蔵さんが確認できました
【アクセス】
港区六本木1-3-49
六本木一丁目駅3出口から徒歩約4分
陽泉寺は曹洞宗のお寺で江戸幕府大御番勤務の伴五兵衛の祖先陽泉寺殿心翁道安居士が開基、雲高秀呑和尚を勧請開山として明暦3年(1657)に創建されました
住宅地の路地沿いにひっそりとありました
山門を中に入ると本堂があります
こちらにもお地蔵さんが立っていました
【アクセス】
港区赤坂1-11-9
六本木一丁目駅3出口から徒歩約4分
正福寺は浄土真宗高田派のお寺です
開山大師は、親鸞聖人で寛永年間に、開基傳休法師が今の桜田門外に小庵を営み専修念仏の道場としたのが始まり
現在の場所に移転したのは正徳年間とのことです
こちらには鐘とお地蔵さんを見つけることができました
【アクセス】
港区赤坂1-11-3
六本木一丁目駅3出口から徒歩約7分