様々なお地蔵さんを紹介している「お地蔵さんブログ」
お地蔵さんの多くは、お寺の境内にいます。
「誰もが知っているような有名なお寺にもお地蔵さんはいるの?」
そんな疑問がわいてきます。
【目次】
- 築地本願寺の基本情報
- 築地本願寺の歴史
- なぜ築地本願寺は、古代インド仏教様式の造りとなっているの?
- 築地本願寺の年間行事
- カフェやコンサートも楽しめる築地本願寺
- 築地本願寺の文化財
- 築地本願寺公式サイト
- 築地本願寺へのアクセス
結論から言ってしまうと、残念ながら築地本願寺でお地蔵さんを見つけることはできませんでした。
しかしとても見ごたえのあるお寺ですので、少し解説をしていきたいと思います。
築地本願寺の基本情報
築地本願寺は浄土真宗本願寺派のお寺で、京都西本願寺の東京別院となっています。
開基は世准如上人、本尊は阿弥陀如来。
古代インド仏教様式を模した特徴的な外観で、観光として訪れる人も多いお寺となっています。
正門
本堂
築地本願寺の歴史
1617年、浅草近くに創建。
1657年、明暦の大火にて焼失。
江戸幕府より再建の為に土地が与えられ、現在の地に本堂を建立。
1923年、関東大震災にて本堂が焼失。
1934年、本堂を再建。
2012年、浄土真宗本願寺派の新体制移行により、正式名称が本願寺築地別院より築地本願寺となる。
2014年、本堂・石塀・三門門柱が国の重要文化財に指定。
なぜ築地本願寺は、古代インド仏教様式の造りとなっているの?
仏教伝来ルートを明らかにする為、シルクロードを旅した当時の浄土真宗本願寺派門主である大谷光瑞氏。
大谷氏が帝国大学(現、東京大学)名誉教授で建築史家の伊東忠太博士と出会い、設計を依頼したことが由来となっています。
伊東氏もまた建築研究のためアジア各国を旅した経験があったのです。
本堂の階段には、動物の彫刻が多く目につきます
これは仏教説話の三畜評樹を表現したものとされています
三畜評樹とは、「物事は全体を見渡すことが重要」との仏教の教え。
鳥が一番小さく弱いけれども高いところから全体を見渡すことができるということで、階段の一番上に設置されていました。
築地本願寺の年間行事
- 1月1日 元旦会
- 1月中旬 成人式
- 3月11日 東日本大震災追悼法要
- 3月下旬 春季彼岸会
- 4月上旬 はなまつり
- 5月21日 宗祖降誕会
- 7月13~16日 盂蘭盆会
- 8月上旬 盆踊り
- 9月下旬 秋季彼岸会
- 11月11~16日 報恩講
- 12月上旬 成道会布教大会
- 12月31日 除夜会
本殿への入り口
本殿
外観とは違って、伝統的な浄土真宗寺院様式なっています
カフェやコンサートも楽しめる築地本願寺
ただのお寺とは違って、カフェやコンサートなども楽しめる築地本願寺。
特に人気なのが「築地本願寺カフェTsumugi」
朝ごはんは整理券を求めて多くの列ができるほど大盛況です。
自分は普通にランチを取りました。
とても美味しかったので、今度は18品の朝ごはんという一番人気のメニューを食べてみたいと思います。
築地本願寺の文化財
- 間新六の供養塔
- 土生玄碩の墓
- 酒井抱一の墓
- 森孫右衛門供養塔
元X JAPANのHIDEさんを追悼するコーナーがありました。
死後20年以上経過してもファンが故人の葬儀が行われた場所に来て死を悼んでいることを思うと、いかに人気があったアーティストだったかが分かります。
親鸞聖人像
衆水一味浄
聞きなれないことがですが、如衆水入海一味という言葉が基となっているみたいです。
如衆水入海一味とは、ザックリと解説すれば「様々な川の水が海に流れ込んでくるが、海の水の味は潮の味ただひとつ。
人もまた同じで様々な考えがあるが、阿弥陀さまの本願のもとでは、分け隔てなくただひとつ(一味)である」ということ。
あの有名なお寺にお地蔵さんはいるのか?はシリーズとなっています。
良かったら、こちらもご覧ください。
築地本願寺公式サイト
築地本願寺へのアクセス
東京都中央区築地3-15-1
東京メトロ 日比谷線「築地」駅 出口1直結
東京メトロ 有楽町線「新富町」駅 出口4より徒歩約5分
都営地下鉄 浅草線「東銀座」駅 出口5より徒歩約5分
都営地下鉄 大江戸線「築地市場」駅 出口A1より徒歩約5分