お地蔵さんブログ

お地蔵さんの写真や解説などを記しています

おしろい地蔵 蟠龍寺(ばんりゅうじ)

蟠龍寺(ばんりゅうじ)は浄土宗のお寺で、霊雲山称明院と号します。
慶安元年(1648)に開創した称明院を、増上寺の霊雲上人が宝永6年(1709)に霊雲山称明院蟠龍寺として改名再建しました。
本尊の阿弥陀如来像は、都文化財になっています
また山手七福神の1つ弁財天があることでも知られています

以前肌の悩みにご利益のある「おしろい地蔵」を紹介しましたが、ここ蟠龍寺にも同じ名前のお地蔵さんがいます

jizo-bosatsu.hatenablog.com

元々は浅草にあったものですが、関東大震災の際に当寺に移されました
何故おしろい地蔵と呼ばれているかというと、その昔顔に痘痕(あばた)がある娘が、そのせいで結婚ができずに悩んでいました
しかしこのお地蔵さんに願掛けしたところ、痘痕が消えて以後幸せな生涯を送ることができたという故事があるからです
江戸時代には歌舞伎役者がおしろいに含まれる鉛の害に悩み、そのおしろいを地蔵の顔に塗って願掛けしたそうです
現在でも「美人なれるお地蔵さん」として女性がお参りしている姿を見かけます

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山門

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本堂

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他にも何体かお地蔵さんを見つけることができました

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【アクセス】
目黒区下目黒3-4-4
JR山手線目黒駅より徒歩12分

宇田川地蔵など(渋谷区 東福寺)

東福寺天台宗のお寺で、山号は渋谷山。
1173年(承安3年)円鎮僧正によって開創、隣接する金王八幡宮(渋谷八幡宮)の別当院で、渋谷区内最古のお寺です
その起源は939年(天慶2年)の平将門の乱の時までさかのぼり、その際に源経基が宿泊したという家を改めて一寺となし、親王院と称して別当寺としたことが始まりとなっています
本尊は阿弥陀如来

山門

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本堂

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鐘楼
(渋谷区有形文化財に指定されています)

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馬頭観音と合掌地蔵

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栄範地蔵尊、栄傳地蔵尊
(ともに東福寺の住職だった方です)

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地蔵菩薩

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宇田川地蔵
元々は宇田川橋のたもとにあったものですが、何度かの移転を経て平成25年に東福寺に移されました
正面の地蔵尊は昭和37年の造立、右側の地蔵尊は宇田川橋にあった頃からのもので元禄元年(1688年)に造られたものです

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少し離れた場所にある東福寺霊苑では六地蔵や石仏群を見ることができました

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【アクセス】
渋谷区渋谷3-5-8
各線渋谷駅徒歩5分

釣り地蔵(四谷三丁目)

週刊つりニュースの東京本社1階の釣り文化資料館の前にいわば目印的な存在として立っているのが「釣り地蔵」

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その資料館は入館無料で中には日本各地の伝統的な釣竿などが展示されているとのことですが、残念ながら訪れた日は休館日で中に入ることはできませんでした
入場無料とのことですので、釣りに興味がある人は行ってみてはいかがでしょうか

【アクセス】
新宿区愛住町18-7
東京メトロ丸の内線 四谷三丁目駅より徒歩5分
都営新宿線 曙橋駅より徒歩5分