新中野駅近く青梅街道と中野通りの交差点に面している中野杉山公園には、三体の地蔵が彫られた「杉山地蔵尊」があります。
埼玉県飯能市の久下地蔵尊などのように公園内にお地蔵さんがいらっしゃるケースは過去何度かあります。
杉山地蔵尊は、一体どんな由来のあるお地蔵さんなのでしょうか?
杉山地蔵尊とは
杉山地蔵尊は、大正14年(1924)に杉山公園の由来となった杉山裁吉氏が建立したものです。
杉山一家は、娘の病気療養のために当時の中野町に移り住みましたが、娘は明治41年(1908年)に25歳の若さで他界。
大正14年(1925年)にはご夫人が亡くなり、これを機に邸宅や土地を中野町に寄付。公園の一角に親子三体の「杉山地蔵尊」を彫った石碑が建立されました。
昭和6年(1931年)に杉山氏が亡くなった後、1934年(昭和9年)3月東京市により「杉山公園」として開園されました。
「杉山一家嗣なく血統絶ゆるも/代々の精霊は永くここに/鎮りて中野町の繁栄と/其の住民の幸福を/祈らむ」と彫ってあります。
杉山地蔵尊へのアクセス
中野区本町6-15
東京メトロ丸ノ内線「新中野」駅から徒歩1分
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