埼玉県越谷市にある大聖寺では、ピンころ地蔵に出会うことができました。
お地蔵さんといえば手に錫杖を持っているのが一般的ですが、このお地蔵さんは何と手にマイクを持っています。
いったいどうしてこんなお地蔵さんができたのでしょうか?
お寺の基本情報とともに紹介していきたいと思います。
【目次】
大聖寺の基本情報
大聖寺は真言宗豊山派のお寺で、山号は真大山。
天平勝宝2年(750)に東大寺初代別当である良弁僧正が開基。
本尊の不動明王像は大相模不動尊として著名で、成田山新勝寺、高幡山金剛寺と合わせて関東三大不動に数えることもあります。
越谷最古の寺院で、武蔵国八十八ヶ所霊場26番にもなっています。
また徳川家康が各地に巡察を行った際に宿泊したことがあり、境内には(家康の)垢付の夜具と称される夜具が秘蔵されています。
寺号標
山門
額字に書かれている「真大山」は松平定信の書だと伝えられています。
金剛力士像
本堂
鐘楼
大師堂
弁天池
布袋尊
賓頭盧尊堂
ピンころ地蔵
ぴんころ地蔵尊とは、生きている間はピンピンと最期まで天寿を全うし、死する時が来れば苦しまずにコロリと潔く誰に迷惑をかけることもなく冥界へ旅立つ、そんな人生を送りたいという誰もが心に抱く願いを託されて名づけられたお地蔵様のことです。
ぴんころ地蔵尊という名をもつお地蔵さまは全国に数か所ある模様で、皆それぞれに多くの信者が参拝に訪れています。
このたび当山の境内に建立された大相模ぴんころ地蔵尊は、毎年九月四日に行われている大相模不動尊奉納カラオケ大会を主催する不動梨の会が、その前身である不動カラオケ愛好会の時代から数えて、三十周年を迎えるにあたり、その記念事業として奉納されたものです。
カラオケ大会三十周年記念の奉納ということで、ふくよかな温顔で楽しそうにカラオケのマイクを持っているお姿をして、安らぎをさらに増して与えてくださるところが他のぴんころ地蔵尊とは違う特徴です。
そしてまた、全ての地蔵尊が有するという福徳、地蔵の十徳も具しておられます。平成二十三年九月吉日 建立
なるほど、これでなぜお地蔵さんがマイクを持っているのか?
その謎がハッキリしました。
地蔵のご利益については、こちらの記事を参照ください。
大聖寺へのアクセス
埼玉県越谷市相模町6-442
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