長野駅から善光寺に向かう途中にある西光寺。
開祖苅萱(かるかや)上人とその御子信照坊道念上人の二人が刻んだ二体の苅萱親子地蔵尊を本尊とするお寺で、「絵解きの寺」として知られています。
絵解きとは、説教・唱導(仏の道に導くため、教えを説くこと)を目的とする、宗教者による絵画を用いた文芸・芸能のことです。
善光寺との所縁も深く、以前は善光寺南大門とも称され、善光寺参拝の人々が必ず立ち寄る寺として栄えてきたと言います。
お寺の基本情報と共に紹介していきましょう。
【目次】
西光寺の基本情報
西光寺は浄土宗のお寺で、山号は苅萱(かるかや)山。
正治元年(1199)苅萱道心(寂照坊等阿)によって創建。
本尊の苅萱親子地蔵尊は、父苅萱(寂照坊)、二世石堂丸(信照坊)ともに、一刀三礼の地蔵尊を一体づつ刻まれたものです。
昭和40年代半ばごろ参拝者の求めに応じて、住職夫人が、かるかや親子「御絵伝」(江戸前期作)の説明を始めました。
現在も「苅萱道心石童丸御親子御絵伝」 、「十王巡り」、「六道地獄絵」の絵解きを行っています。
慈光門
針塚
苅萱道心と石童丸の像
善光寺七福神巡り 第一番寿老人
福徳・財運・長寿の神とされ、広く信仰されています。
中国は宋の人で、南極老人星の化身とされ、右手に巻物を巻き付けた杖を、左手に不老長寿の桃を持っています。
大師堂(園通殿)
西光寺のお地蔵さん
苅萱親子地蔵尊
本堂の奥には本尊である苅萱親子地蔵尊が安置されています。
苅萱(かるかや)上人と石童丸親子が、子授け・子育ての願いを込めて掘った地蔵尊で、両袖を風になびかせた珍しい来迎地蔵尊となっています。
撮影した写真だと分かりづらいので、頂いた冊子から画像を拝借
六角石憧地蔵尊
六地蔵
西光寺へのアクセス
長野県長野市大字南長野北石堂町北石堂町1398
JR長野駅より徒歩7分
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