誰もが知る著名なお寺「成田山新勝寺」
都心から少々離れていることもあって、実はこれまで未訪のお寺でした。
あまりお地蔵さんのイメージはありませんが、果たして出会うことはできたのでしょうか？
【目次】
成田山薬師堂
薬師堂は成田山新勝寺現存最古の御堂。
成田市指定有形文化財に指定されています。
現在は成田山新勝寺の境内になく、少し離れた飛び地にあります。
本尊は薬師如来。
成田山薬師堂の歴史
1655年に成田山本堂として、現在の大本堂のある場所に建立。
1701年の本堂(光明堂)再建に伴う移築。
1855年5月、現在の地に移転改築。
寺号標
手水舎
本堂
弘法大師坐像
六体あるので六地蔵尊かと思いきや、良く見たら五体の弘法大師坐像と如意輪観音像でした。
成田山薬師堂の参拝を終え、参道を進み「成田山新勝寺」を目指します。
成田山新勝寺
成田山新勝寺は真言宗智山派のお寺で、院号は金剛王院。
940年（天慶三年）平将門の乱（天慶の乱）平定の平和祈願を目的に寛朝大僧正が開山
本尊は不動明王。
年間の参拝客は1,000万人を超える全国でも屈指の有名寺院です。
源頼朝、水戸光圀、二宮尊徳、市川團十郎などの著名人も参拝、信仰している寺院です。
総門
2008（平成19）年開基1070年の記念事業で建立されました。
高さ15mの総欅造り。
仁王門
1831（天保2）年再建。
門の左右に密迹金剛、那羅延金剛の二尊が奉安。
裏仏として、広目天、多聞天の二天が奉安。
国の重要文化財に指定されています。
大提灯の下を覗くと、金色の火炎龍が
大本堂
1968（昭和43）年建立。
堂内には本尊の不動明王が奉安。
御護摩祈祷を行う中心道場となっています。
釈迦堂
1858（安政5）年に建立。
かつての本堂。
釈迦如来や、普賢、文殊、弥勒、千手観音の四菩薩が奉安。
国の重要文化財に指定されています。
醫王殿(いおうでん）
2017（平成29）年、建立。
薬師瑠璃光如来、日光菩薩、月光菩薩、十二神将が奉安。
一切経堂
1722（享保7）年に建立。
一切経が納められています。
入口の額は、松平定信公の筆によるものです。
光明堂
釈迦堂の前の本堂。
大日如来、愛染明王、不動明王が奉安。
国の重要文化財に指定されています。
聖徳太子堂
1992（平成4）年に建立。
聖徳太子像が奉安。
開山堂
こわれ不動堂
何度修理しても、壊れてしまうのがその名前の由来です。
鐘楼
三重塔
1712（正徳2）年建立。
塔内に大日如来を中心に五智如来が奉安。
国の重要文化財に指定されています。
平和の大塔
1984（昭和59）年に建立。総高は58m。
1階は大塔入口
2階は明王殿（大塔の御本尊不動明王、四大明王、昭和大曼荼羅、真言祖師行状図が奉安）
3・4階は経・法蔵殿（ご信徒による掛仏が奉安）
5階は金剛殿（五智如来が奉安）
奥之院
石壁に囲まれた、奥行き11.15ｍ、高さ1.65ｍ、幅1.41ｍの洞窟。
大日如来が奉安。
成田祇園会の期間中にのみ開扉。
成田山と江戸歌舞伎の所縁は深く、初代市川團十郎は跡継ぎに恵まれず、成田山で子授けを祈願したところ、待望の長男を授かりました。
それが縁で不動明王をテーマにした歌舞伎で、たびたび不動明王を演じました。
境内には七代目市川團十郎の像を見つけることができました。
成田山新勝寺で出会ったお地蔵さん
開運地蔵尊
成田山公園
境内には、東京ドーム約3.5個分にも及ぶ広大な公園が整備。
自然に囲まれ、探索で疲れた体を休める癒しの空間となっています。
参拝飯は成田の名物、鰻。
新勝寺の目の前にある名店「駿河屋」
うな重とビールに舌鼓を打ちました。
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成田山新勝寺へのアクセス
千葉県成田市成田1番地
京成電鉄 京成成田駅、JR線 成田駅より徒歩10分
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