世界的な観光地「日光東照宮」から歩いてアクセス可能な憾満(かんまん)が淵には、苔にまみれたお地蔵さんが延々と並ぶ、通称「並び地蔵(化け地蔵)」があります。
大谷川の小渓谷のマイナスイオンを浴びながら、静かに探索できる日光の隠れ家的な観光スポットとなっています。
並び地蔵とは
並び地蔵とは、憾満ヶ淵(かんまんがふち)という男体山から噴出した溶岩によってできた奇勝に沿って並んでいる、約70体の地蔵群のことです。
このお地蔵さんは、日光山を再興した慈眼大師天海の門弟たちが彫ったと伝えられています。
当時は約100体ほどありましたが、明治35年に足尾台風による大谷川の氾濫によってかなりの数のお地蔵さんが消失してしまいました。
現在の並んでいるお地蔵さんは、地元有志方々の力によって復元安置されたものとなっています。
また行きと帰りでお地蔵様の数が違うと言われ、またの名を化け地蔵といいます。
慈雲寺の山門
慈雲寺を抜けて歩いて行くと、並び地蔵が見えてきます。
大谷川の清流のせせらぎを聞きながら地蔵探索。
緑も多く、癒されます。
苔にまみれたお地蔵さんを見ていると、京都の大原三千院のわらべ地蔵を思い出してしまいます。
並び地蔵へのアクセス
JR日光駅・東武日光駅より東武バス「中禅寺温泉」または「湯元温泉」行きで6分、「総合会館前」下車徒歩20分
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