千葉県松戸市の本福寺には、斬られ地蔵という名前のお地蔵さんがいます。
いったいどうしてこんな名前が付いているのでしょうか?
お寺の基本情報と共に紹介していきたいと思います。
【目次】
本福寺の基本情報
本福寺は時宗のお寺で、山号は禮拝山、院号は恭敬院。
本尊は阿弥陀如来
開祖大聖遊行二祖他阿真教上人が嘉元元年(1303)千駄堀に創建(諸説あり)
上本郷の豪族澤田五郎兵衛より寺領の寄進を受けて、慶長末期(1596-1615)に現在の地に移転しました。
吉田松陰が東方遊学を計画し、出発した際に追手から逃れる為、宿泊した寺としても知られています。
寺号標
本堂
聖観音像
鐘楼
大師堂
一遍上人像
本福寺のお地蔵さん
六地蔵
斬られ地蔵
その名前の由来は、松戸市のHPに書いてありました。
昔、覚蔵院というお寺がありました。
このお寺で盆踊りがあった夜の事、踊りの輪の中にこのあたりでは見かけないひときわ踊りの上手な男がいました。
村の娘たちがその男にうっとりしているのを見て、面白くないと思った村の若者が、その男を斬りつけたところ、男は暗闇へと姿を消しました。
翌朝、その若者がお寺に来てみると、お地蔵さんの胸に大きな刀傷があったので、夕べの踊りの上手な男はお地蔵さんだったのかと驚いて、ひれ伏して謝ったと言います。
なお、覚蔵院というお寺はもうありませんが、「斬られ地蔵」は本福寺に祀られています。
確かに刀傷のような跡があります。
斬られ地蔵は上本郷七不思議のひとつとなっています。
おみくじのようなスロット状のものが備え付けられていました。
本福寺へのアクセス
千葉県松戸市上本郷2381
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