お地蔵さんブログ

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紙張り地蔵(陽秀院)

名古屋市中区の陽秀院には、紙張り地蔵という全身に紙が貼られ原型が分からなくなってしまっているお地蔵さんがあります。
一体どんな由来があるのでしょうか?
お寺の基本情報と共に紹介していきましょう。

 

【目次】

 

陽秀院の基本情報

陽秀院は曹洞宗のお寺で、山号は隣松山。
寛永初年、清洲から移築されました。
本尊は十一面観世音菩薩。
戦火によって焼失するも、山門と地蔵だけは戦火を逃れたと言います。

 

紙張り地蔵とは

紙張り地蔵の由来は、「紙張地蔵尊略縁起」によれば、一六三四(寛永十一)年、当時の住職のもとを訪れた、ある檀家(だんか)が「娘の腹部に悪性の腫れ物ができた。
苦痛を見るに堪えない」と訴えた。
この後、夢のお告げを受けたのは住職で、伝え聞いた檀家がその通りに紙を張って祈願すると、娘の腫れ物は治ったという。

引用:<あいちの民話を訪ねて>(27)紙張り地蔵さん(名古屋市中区)

 

地蔵堂の右側にある2枚10円の紙を購入し、貼りつけた後に柄杓で水を汲んでお地蔵さんに掛けるのが地元の習わしとのこと。
筆者は未訪問のお寺ですので、画像を掲載することができません。
非常に特異な姿をしているお地蔵さんですので、ぜひ検索してその姿を見てみてください。

 

陽秀院へのアクセス

愛知県名古屋市中区大須2-15-7

 

 

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