先日投稿した記事を読んでもらえばわかるかと思いますが、台湾のお寺は日本のお寺と随分違う印象を受けます
*こんな感じのお寺ばかりです、屋根の上に龍がいることが多いです
台湾には日本っぽいお寺はないのか?
いえいえ探せばあるんです
台北市中山区の旧円山町に位置する臨済護国禅寺は臨済宗妙心寺派のお寺です
日本統治時代の1900年に建立が開始され、1911年に落成しました
山門や大雄宝殿などは江戸時代の典型的な仏寺の建築様式で建てられた為、日本のお寺と見間違えてしまうくらいです
山号 | 鎮南山 |
院号 | |
寺号 | 臨済護国禅寺 |
宗派 | 臨済宗妙心寺派 |
本尊 | 釈迦牟尼仏 |
創建 | 1901年 |
開基 | 梅山玄秀 |
その他 | 台湾三十三観音霊場第一番、台北市指定古蹟 |
お寺の面積は広く、山が近くそばには基隆河が流れていることから、自然に囲まれ落ち着いた雰囲気があります
大雄宝殿は檜を使った木造の入母屋造で本堂を囲んでいる石の柵には、日本人の名前が刻まれています
日本統治時代に台湾で亡くなった人の名前で、いわばお墓の代わりのようなものとなっているみたいです
2007年には日本から瓦を取り寄せて修復工事がされ、現在でも保存状態は良好です
お堂の中もこんな風に日本風の造りです
中には「地蔵王菩薩像」
やっぱりこちらは日本のお地蔵さんとは違って金ぴかに光り輝いています
こちらの門をくぐって小高い山を登っていくと広場となっており、9体の石仏が祀られているとのこと
そこには子のお寺の開祖である梅山玄秀も祀られているそうです
この日は歩き回っていて疲れていたので、上まで登らなかったことが悔やまれます
日本統治時代には台北市内には、ほかにも善導寺、東和禅寺の2つの日本式大型仏教の本堂がありました
しかし共に取り壊されてしまい、現存するのはこの臨済護国禅寺だけとなってしまいました
【アクセス】
台北市中山区玉門街9号
MRT圓山駅より徒歩5分
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臨済護国禅寺を玉門街に沿って圓山駅とは逆に進んでいくと「圓山地蔵庵」というお寺があります
この建物の二階に地蔵庵があります
昭和5年に地元の人の発起で建てられたとされています
お堂の中にはお地蔵さんがたくさん陳列されていました
肌の色が金色ではなく、肌色であったのが今まで台湾で見たお地蔵さんとは異なっていました
こちらの「地蔵」というたすきを肩からかけている人は果たしてお地蔵さんなのでしょうか?
知っている人がいたら教えてください
【アクセス】
台北市中山区
MRT圓山駅より徒歩10分