円融寺は天台宗のお寺で経王山と号します。
仁寿3年(853)に慈覚大師が創建した天台宗法服寺が起源となっています
かつては日蓮宗のお寺で末寺75ヶ寺を擁すほど栄えた時期もありましたが、江戸幕府の弾圧を受け天台宗に再び改宗
境内にある釈迦堂は、都内では東村山市正福寺地蔵堂に次いで古い建造物として、国指定重要文化財に指定されています
山号 | 経王山 |
院号 | 文殊院 |
寺号 | 圓融寺 |
宗派 | 天台宗 |
本尊 | 阿弥陀如来 |
創建 | 伝・853年(仁寿3年) |
開基 | 伝・円仁 |
地蔵 | 六地蔵 |
その他 | 関東108地蔵98番 |
関東108地蔵98番でもあります
山門
昭和26年(1951年)に品川御殿山の原邦造邸から移築されたもの
平成元年に屋根が修復され、袖塀が造築されました
阿弥陀堂
圓融寺を代表するシンボル的な建築物
旧本堂の後方に高くそびえる雄大な新本堂は、昭和50年(1975年)に建立されました
鐘楼
現在の鐘楼は平成元年記念事業で再建されたものです
日源上人五重石塔
圓融寺の前身である日蓮宗法華寺の開基日源上人の供養塔
高さは約4.4メートルあり、各軸石には上から「妙」「法」「蓮」「華」「経」と刻まれています
昭和55年(1980年)に目黒区指定文化財となりました
仁王門
建立時期は不明、江戸時代の寛文期(1661-1672)と永禄期(1688-1703)の間に大改修が行なわれたため、足利時代の面影はほとんど残っていません
真公稲荷
お寺の中に鳥居があることに違和感を覚えるが、これは神仏習合の時代の名残とのこと
石仏群
六地蔵
【アクセス】
目黒区碑文谷1丁目22番地22号
東京急行電鉄目黒線「西小山駅」徒歩15分
東急東横線「学芸大学駅」徒歩20分
JR渋谷駅東口バスターミナル東急バス(52番)洗足駅行(71系統) 「円融寺前」下車 徒歩3分