中野区野方では三体お地蔵さんと巡り合うことができました
いずれもお寺の境内にあるお地蔵さんではなく、住宅街や商店街の中の路傍にあり、祠の中に安置され住民に親しまれている雰囲気がありました
一体目は「野方笑い地蔵尊」
このエリアで大きな火災がないことから「火ぶせの神様」としても慕われているとのことです
なぜこのような名前が付けられたのかというと、お地蔵さんが造られるきっかけとなったのが、阪本恒雄さんの夢枕に微笑んでいるお地蔵さまが立ったことに由来します
阪本恒雄さんとはかつて野方にあった映画館「西武座」の館主です
そのためこのお地蔵さんも以前は「西武座」の隣にありました
今でも「野方笑い地蔵尊保存会」によって大切に管理されており、毎年10月26日には清谷寺住職によって読経がなされ供養祭が行われます
【アクセス】
中野区野方5-18
二体目は「南向地蔵」
閑静な住宅街の中で見つけました
名前からしてきっと南を向いているんでしょうね
以前お地蔵さんが北を向いて立っているのは珍しいと書いたことがあります
そういう面から考えると、このお地蔵さんの立っている方向はごくスタンダードなものといえるのでしょう
お地蔵さんと三猿の庚申塔が並んで祠に納められていました
【アクセス】
三体目は「環七地蔵」
その名の通り環七通りに面した祠に入って往来する人や車を見守っていました
鉄格子があるってところが珍しいといえば珍しいですね