以前「目赤不動尊」を訪れたことをきっかけに江戸五色不動というものがあることを知りました
かねがね江戸五色不動を全て廻ってみたいという想いはあったのですが、なかなか時間がつくれずにいました
やっと時間ができてこの度訪れたのが「目白不動尊」五色のうち「白」を訪問したって訳です
唐から帰ってきた弘法大師が出羽・湯殿山に行き修行を行っていた際に造られたといわれている像で不動堂に収められています
その為に境内には弘法大師にまつわる石像などが多数ありました
不動尊像は普段は秘仏となっておりますので、残念ながらその姿を見ることはできません
ちなみにこの一体の高台を目白台と呼ばれるようになったのは、この不動尊が起源となっています(目白も同様)
不動堂
元々はここから1キロほど離れた新長谷寺(空襲で焼失した為、金乗院と合併)という寺院にあったものです
江戸三大不動でもある目白不動尊のある金乗院は真言宗のお寺で山号は神霊山、本尊は聖観音菩薩
開基は永順で創建年は正確には不明ですが、文禄3年(1594年)以前ではないかといわれています
御府内八十八ヶ所霊場38番札所、江戸三十三観音霊場14番札所、関東三十六不動霊場14番、東京三十三観音霊場23番札所でもあります
山門
本堂
第二次世界大戦で焼失し、1971年(昭和46年)に再建されたもの
中にはご本尊様をお祀りした厨子が安置されていますが、本尊の聖観世音菩薩もまた秘仏となっており見ることはできません
納経所
(こちらで御朱印をもらうことができます)
倶梨伽羅不動庚申
寛文6年(1666)に建てられた、不動明王の法形を現した庚申塔
隣に3体お地蔵さんが並んでいたので、実質九地蔵になっていましたが
お地蔵さんも何体か見つけることができました