埼玉県には蕨市という全国で一番小さな市があります
用事がなければ特に降りることのない駅ですが、目疾地蔵という目の病気にご利益のある珍しいお地蔵さんがいるということで初めて蕨の地に降り立ちました
お地蔵さんがあるのは三学院という真言宗智山派総本山智積院の末寺で正式名称は金亀山(こんきさん)極楽寺三学院といいます。
開山は長徳4(998)年と歴史は古く、徳川家康を始めとする歴代の徳川将軍から朱印状が授与されたことがある由緒あるお寺です
本堂
鐘楼
仁王門
三重塔などみどころあるお寺でした
ただお地蔵さんと所縁の深い閻魔堂を撮影できなかったのは心残り
目疾地蔵は万治元年(1658)に念仏講を結んだ13人の人々が「この世」と「あの世」の安楽を願って造立したものです
目に味噌を塗ると目の病気が治る、あるいは目の病気にかからないといわれており、現在でも信仰の対象となっていますが、なぜ目に味噌を塗るようになったのかは不明です
その他にも六地蔵
子育て地蔵もすぐそばに安置されていました
毎月4日は地蔵堂の縁日が行われ、8月24日は盛大な法要(大護摩)が執り行われ多数の参拝客で賑わうとのことです
【アクセス】
埼玉県蕨市北町3-2-4
JR「蕨」駅下車 徒歩約15分