お地蔵さんブログ

お地蔵さんの写真や解説などを記しています

子育て地蔵尊(清澄白河)

清澄白河の霊厳寺江戸六地蔵を見に行った時に発見した子育て地蔵尊です。
こちらは白笹稲荷神社の隣で見つけたものです。

 

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そもそも清澄白河周辺には寺院が多く、お寺がある度にお地蔵さんがいないかのぞいて回っていたのですが、まさか神社の隣にお地蔵さんがいるとは!?


地蔵菩薩は仏教の概念である為、通常は寺院の中に祀られているのが大半。対して神社は神道の建物なので中にお地蔵さんがいることはあまりありません。


扉が閉まっていたのですき間から撮影しました。

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既に100年以上歴史があるというこの子育て地蔵尊
清澄白河東大工町と呼ばれていた明治の頃、生田岩次郎氏が大日本紡績事務所近くに埋まっているものを月明りで見つけました。
その物体が夜も寝れないほどに気になった岩次郎は夜明けを待って、再び現場に行って引き上げたのがこの子育て地蔵尊なのです。

 

当初は生田地蔵尊と呼ばれていたのですが、板橋や巣鴨方面からも多くの人がお参りにくるようになり、一時は帽子やよだれかけが山積みになるほどだったとか。
いつしか誰ともなくこのお地蔵さんのことを子育て地蔵尊と呼ぶようになりました。
この由来は生田石三郎氏が子供の時、亡父岩次郎から聞いた話をもとにしています。

 

【アクセス】
江東区白河3-2-10
最寄り駅:東京メトロ 半蔵門線都営大江戸線 清澄白河駅

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路傍の名もなきお地蔵さん 1

こちらは道を歩いている時に偶然見つけたお地蔵さんたち。
普段はお寺の中で見つけることが多いのですが、歩行中に偶然見つけることも稀にあります。
それらのお地蔵さんたちは名前などが記してない場合が多く、ネットなどで調べても詳細が不明な場合が多いです。

 

時間を見つけてそういったお地蔵さんもたまに紹介していきたいと思ってます。

 

代々木(明治通り)のお地蔵さん

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こちらは代々木近くの明治通り沿いのビルの前に立っていたお地蔵さん?

 

お顔はのっぺらぼう状態で凹凸がなく、よだれかけではなく全身に赤い布をまとっているのが特徴的。
お花やお供え物がしてあって路傍に立っている点はお地蔵さんの特徴にとても近いのですが
代表的な持ち物である錫杖や如意宝珠を持っているか否かは不明で、果たしてこの石仏をお地蔵さんと呼んでいいのかどうかは判断に悩みます。

【アクセス】
渋谷区千駄ケ谷5-18-21
最寄りは東京メトロ副都心線北参道駅

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ドルチェ&ガッバーナ青山店近くのお地蔵さん

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続いては表参道にあるドルチェ&ガッバーナ青山店の店舗近くで見つけた石像。


以前紹介した東京地蔵マップでは「セレブ地蔵」と名付けられてはいますが、こちらもその造形があまりにも一般的なお地蔵さんからかけ離れていることから地蔵と呼ぶには躊躇いがあります。


ただ中央の石仏を円状に囲む石の輪には、錫杖や如意宝珠を持っている地蔵が彫られており、この石像を「地蔵ではない」と一蹴してしまうことにもまた躊躇いがあります。


僕が通りかかったときにはこの写真のままの姿でしたが、日によって色んな服を着させられているみたいです(お店の人がオシャレさせているのでしょうか?)
「南青山 オシャレ地蔵」で検索すると、小さな服を着たお地蔵さん?を見ることができます。

【アクセス】
港区南青山5-5-8
最寄りは東京メトロ千代田線、銀座線、半蔵門線表参道駅

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寛永寺陸橋のお地蔵さん

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最後はJR鶯谷駅近くの寛永寺陸橋で見つけたお地蔵さん。
江戸六地蔵(代仏)を見に行った帰りに偶然見つけたもの


二体とも赤いよだれかけをしているが手前の石仏は地蔵ではなく、観音像であるように見えます
例によってこの石仏に関しての情報も探しても目ぼしいものは見つかりませんでした

【アクセス】
台東区上野桜木1-15
最寄りはJR「鶯谷駅」

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六地蔵 (長泉寺)

原宿から渋谷に向かって歩いていた途中で見つけたお寺の入り口にいた六地蔵です。

長泉寺の六地蔵

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寺の奥にある墓地には約200体の石仏があり、その大半が地蔵菩薩とのことです。
元々はこの辺りに建てられていたお地蔵さんが宅地造成の際に集められたとのこと
このことからこの辺りでは古くから地蔵信仰があったことが分かります。

 

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しかし僕は墓地内に立ち入ってまで撮影はしないということにしているので、そちらを確認することはできませんでした。
その数の多さから石仏研究を目的に人々が訪れることもあるそうです。

 

石仏群の他にも人肌観音も有名で、不思議なエピソードがあるみたいです。
人肌正観音音菩薩 (リンク:長泉寺公式サイト)

 

長泉寺の基本情報

 長泉寺の創建は1063年、川崎土佐守基家公により草庵が建立されたことに始まり、1155年には孤嶽林峰大和尚が観音堂および堂宇を再建。
1521~27年には上渋谷村の名主・先祖左膳によって隠田村観音堂が再建、1592年(文禄元年)には山号を「慈雲山」と改めた。

 

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長泉寺へのアクセス

渋谷区神宮前6-25-12

東京メトロ明治神宮前駅より徒歩4分
JR原宿駅より徒歩10分

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