四谷の東福院というお寺に「豆腐地蔵尊」という珍しい名前のお地蔵さんがいるということで行ってみました
豆腐地蔵という名前のお地蔵さんは、以前後楽園にある喜運寺でも見たことがあるので、案外色んな場所にあるのかもしれません
その後、高円寺の長龍寺でも豆腐地蔵を見つけました
東福院は新義真言宗のお寺で宝珠山と号します。本尊は大日如来像。
慶長16年(1611)麹町9丁目横町に創建、寛永11年当地へ移転しました。
御府内八十八ヶ所霊場21番札所ともなっています。
山門
本堂
都心型納骨堂があるということでも知られているみたいです。
僕が訪れた時には、お地蔵さんの隣にペット用の納骨施設みたいなものがありました。
さてこの豆腐地蔵は何故そのような名前が付いたのでしょうか?
それにはこんな話があるからです
昔この付近に、よこしまな心をもった豆腐屋がいました。
毎晩豆腐を買いにくる坊さんがいたが、豆腐屋が代金を竹筒に入れておくと、翌朝これがシキミの葉になっています。
さては、狐か狸が坊さんに化けていたずらをしているのであろうと考え、こらしめに手を切ってしまいました。
豆腐屋が血痕を追ってみると、東福院の門内に入って、この地蔵のところまで続いています。
豆腐屋は坊さんの正体が地蔵であると知って後悔し、それからは心を入れ替えて正直な商売をしたということです。
よく見ればお地蔵さんの右手が欠けています
子育て地蔵も