阪急梅田の駅ビル内(紀伊国屋書店の西側、三番街の一番南側)にお地蔵さんがあるのをご存じだろうか?
もしかしたら「地蔵横丁」という通りの名前の方が馴染みのある人もいるでしょう
その「地蔵横丁」に祀られているのが、北向地蔵尊
立地の良さから通りがかったついでに手を合わせてお参りしていく人も多くみられました
それにしてもなぜこんな場所にお地蔵さんがあるのでしょうか?
このお地蔵さんは明治26年にこの付近の畑から掘り出されたものとのこと
当時の地主の仲谷弥三兵衛氏が世話人となって建立したとされています
かつてはこの梅田駅周辺には墓地があって、掘り出されたお地蔵さんは「梅田墓地に葬られた人を見守ってもらおう」という目的のもとで祀られたのです
その後梅田駅拡張工事や新阪急ホテルの建設などで何度か移動を繰り返した後に今の場所に落ち着いたのです
北向きに建てられたお地蔵さんは全国でも珍しいとのことです
【アクセス】
大阪府大阪市北区芝田1-1-3 阪急三番街 南館1F地蔵横丁通り
大阪ミナミでもう一体お地蔵さんを見つけました
オリエンタルホテルの横です
かつてこの一帯は寺院が多くあったそうですが、当時のままここに残っているのはこの榎地蔵を含む、わずかなお寺だけみたいです