塩地蔵
塩地蔵と呼ばれる珍しい地蔵尊です。
貞享4年(1687)竜雲院一峰義天居士の菩提を弔うために安置された像高約1米の立像です。
塩地蔵はその多くが北向きに安置されいることから、別名北向き地蔵とも呼ばれています。
供えられた塩を少量もち帰り、風呂に入れて入ると諸病に効験があると伝えられ、徳蔵寺の塩地蔵は眼病に霊験顕かな地蔵として知られています。
今回は塩を持ち帰る物がなかったので、持ち帰れませんでしたが次回訪れることがあれば、ぜひ持って帰りたいと思います。
他にも塩地蔵と呼ばれるお地蔵さんは少なからず存在します。
都内だけでも10近く確認ができています。
三輪地蔵尊
五代将軍綱吉に仕えた大奥の老女・三輪の菩提を弔うため、元文3年(1738)に安置されたもので、右の膝を折り、左脚を下におろした、非常に珍しい尊像です。
徳蔵寺の三輪地蔵尊は虫歯の痛みを取り除く効験があると伝えられ、数多くの人びとが参詣に訪れました。
徳蔵寺とは
徳蔵寺は、天正年間(1573~91)、梁誉道元大和尚によって武蔵野国荏原郡大崎村 (『德藏寺雑記』参照)に草創された天台宗のお寺です。
徳蔵寺へのアクセス
品川区西五反田3-5-15