金沢に旅行に行ってきました
地蔵探しを趣味にし始めてからは純粋に観光を楽しめず「行ったことない土地の地蔵に遭遇できるかも?」となってしまうのは果たして正しいことなのか?(笑)
今回最初に巡り合ったのは「香林坊」という金沢市の繁華街の交差点にある地蔵
朝夜何度かその前を通りましたが、残念ながら施錠されておりその姿を拝見することができませんでした
このブログでは自分が撮影した画像以外は使用しないことにしているので、お地蔵さんの姿を見たい人はフォートラベルの記事などから確認してみてください
天候や時間帯によっては地蔵祠が解放されているらしいです
香林坊地蔵尊とは
越前朝倉氏に仕えた向田兵衛(むこうだひょうえ)は、天正八年(1580)に金沢に移り住み、薬種商を営んでいました
これは当主であった戦国大名の朝倉義景が織田信長と争った、天正元年(1573)の一乗谷城の戦いで滅びたためです
その後比叡山の僧であった香林坊を婿養子に迎え、薬種商の名も香林坊とする。
ある夜、兵衛の夢枕に立った地蔵尊のお告げにより処方した目薬が、藩祖前田利家の目の病を治し、香林坊は大いに名を上げる。
またこの夢で見た地蔵尊を造り、店の小屋根に安置したところ、商売が繁盛したといいます
また寛永の大火の時、地蔵尊辺りで不思議と火が止まった為、香林坊の火除け地蔵とも呼ばれるようになりました
2007年(平成19年)4月28日、香林坊一族が霊験をうけた古佛、柿の木畑利益地蔵尊が発見され、金沢アトリオ大和の角地に地蔵堂が建立され、遷座開眼供養が奉行され、現在まで受け継がれています。