京六地蔵もこれで3記事目となります
浄禅寺は浄土宗西山禅林寺派のお寺で、山号は恵光山、寿永元年(1182)文覚(もんがく)上人の開基とされています
正式名称は恋塚浄禅寺といい、これは境内に袈裟御前(けさごぜん)の首塚(恋塚)といわれる五輪石塔があることからである
本堂には本尊阿弥陀如来立像が安置、観音堂には11面観音立像が祀られている
1711年、火災により焼失したが天保年間(1830-1844)に再建
1158年、第77代後白河天皇の勅命により建てられた地蔵堂には京六地蔵のひとつ鳥羽地蔵が安置されている
なお地蔵堂と観音堂は近代(1880年代)に入ってから現在の地に移されたもので、旧地は現在地の北の街道筋にあったとされています
※地蔵盆の時期ではなかったので公開はされていませんでした
この鳥羽地蔵は当初、小幡の里に祀られていたが、保元年間(1156~59)に、都の出入口に当たるこの地に分祀されました
境内にはお地蔵さんを含む多数の石仏も確認できました
【アクセス】
京都市南区上鳥羽岩ノ本町93
市バス18番久我石原町行 地蔵前下車
拝観時間:9:00~17:00